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プログレードデジタル、CFexpress Type BカードのCOBALT 325GBを発売

リード1,600MB、ライト1,400MB/秒を実現

ProGrade Digital(プログレードデジタル)は2月12日、CFexpress Type Bメモリーカードの「COBALTカード325GB」を発売した。Amazon.co.jpのみでの取り扱いで、販売価格は税込5万9,999円。

CFexpress Type B規格のメモリーカード。リード・ライト性能は、最大読出速度が1,600MB/秒、最大書込速度は1,400MB/秒になるとしており、最低継続書込速度では1,300MB/秒を実現したという。メモリにはSLC(シングルレベルセル)タイプを採用したとしており、“CFexpress規格のポテンシャルを実行性能として製品化”できたという。

メモリにはMLC(マルチレベルセル)などのいくつかの種類があるが、SLCの場合、1つのセルに1ビットの情報を保存する仕組みのため、信号のオンオフだけでデータの管理が可能。これにより、正確かつ高速なデータ管理が可能になるという特性がある反面で、コストが高くなりがちといったデメリットがある。対するMLCタイプは1つのセルに複数の情報を保存する形式のため、コスト面ではSLCより有利になるものの、データの読み書きの精度や耐久性で劣るといった、一長一短の関係があると言われている。

同社によれば、2月14日に発売を控えているキヤノンのフラッグシップ一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark III」での使用で16コマ/秒の連写や5.5KのRAW動画記録で、その性能を発揮するとしている。

このほか、カードをディープクリーンしリフレッシュする「Refresh Pro」ソフトウェアにも対応している。

動作確認済みの対応カメラはEOS-1D X Mark IIIのほか、ニコンのZ 7、Z 6(いずれもファームウェアはバージョンC:Ver.2.20)としている。なお、パナソニックのLUMIX S1およびS1Rには、発売時点では対応していないという。

同社製のCFexpress Type Bカードは、GOLDカードの120GBが2019年12月25日に発売済み。

CFexpress Type B COBALTカード 325GB

規格:CFexpress Type B
容量:325GB
型番:PGCFX325GCJJP
最大読込速度:1,600MB/秒
最大書込速度:1,400MB/秒
最低継続書込速度:1,300MB/秒
保証期間:購入より3年間
動作確認:EOS-1D X Mark III、Z 7 / Z 6(ファームウェアバージョンC:Ver.2.20搭載)。LUMIX S1R / S1は非対応(発売時点)

本誌:宮澤孝周