ニュース
富士フイルム、ズーム全域で開放F4の「XF16-80mmF4 R OIS WR」
手ブレ補正は6段分
2019年7月18日 14:37
富士フイルム株式会社は、APS-Cセンサー搭載ミラーレスカメラで採用しているXマウント用の交換レンズ「フジノンレンズ XF16-80mmF4 R OIS WR」を2019年9月下旬に発売する。希望小売価格は税別10万5,000円。
16mmから80mmの焦点距離(35mm判換算:24-122mm相当)をカバーする標準ズームレンズ。F値はズーム全域でF4。他のXFシリーズ同様、絞りリングも備えている。
手ブレ補正機構も搭載。約6段分の補正効果が得られるとしている。また、手ブレ補正レンズをED非球面レンズにすることで、補正時の収差変動を抑え、画像中心部から周辺部まで解像性能を発揮する設計となっているという。このほか、流し撮りや三脚に固定した場合など、撮影時の状態を認識して自動で最適な制御を行うとしている。
フォーカス駆動は、インナーフォーカス方式を採用。これとステッピングモーターの搭載による素早いAF動作も特徴だとしており、静音化した動作とともに、フォーカシング時の画角変更(ブリージング)も抑制。静止画撮影だけでなく動画撮影にも適するとしている。
最短撮影距離はズーム全域で35cmで、最大撮影倍率は0.25倍。質量440gと全長88.9mmのコンパクト設計により、スナップや風景、夜景などといった幅広い領域で機動力ある撮影が可能だとしている。
このほか、鏡筒の10カ所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用したとしており、同じく防塵・防滴・耐低音構造を採用したカメラとの組み合わせで、小雨や埃が舞うアウトドア環境でも安心して撮影できるとしている。
近い焦点距離のXマウント用レンズには、ズーム全域で開放時F2.8の明るさで使用できる「フジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR」(実勢価格は税込13万2,200円前後、質量655g)とズーミングで開放時のF値がF2.8からF4に変わる「フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」(実勢価格は税込6万9,700円前後、質量310g)がある。
焦点距離
16-80mm(35mm判換算:24-122mm相当)
レンズ構成
12群16枚(非球面レンズ3枚、ED非球面レンズ1枚を含む)
絞り
F4-F22(1/3ステップ)
絞り羽根枚数
9枚(円形絞り)
最大撮影倍率
0.25倍(テレ端)
最短撮影距離
35cm
外形寸法(最大径×長さ)
78.3×88.9(ワイド端)/131.5mm(テレ端)
質量
約440g
フィルター径
72mm