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パナソニック、LUMIX S1用V-Log機能拡張ファームウェアの公開日を発表
V-Log撮影時に編集後の映像を見ながら撮影できる機能の追加も
2019年6月3日 12:55
パナソニック株式会社は、35mm判ミラーレスカメラ「LUMIX S1」用の有償アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」を、7月18日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別2万円前後の見込み。
LUMIX S1で「V-Log」機能が使用できるようになるアップグレードソフトウェア(ファームウェア)。7月の公開がアナウンスされていた。
同社製デジタルシネマ用4Kカメラ/レコーダー「VARICAM」で用いられている広いダイナミックレンジと色域が特徴の14+ストップV-Log/V-Gamutに対応可能となるほか、4K 4:2:2の10bit動画記録モードとの組み合わせで豊かな階調と色情報による映像制作ができるようになるという。
このほか、V-Logを搭載するVARICAMシリーズやV-Log Lに対応した同社製デジタルカメラ「LUMIX GH5/GH5S」などとの組み合わせで一貫した絵作りが容易にできるようになるとしている。
このほか、これまでのアナウンスにみられなかった内容として以下の3点が追加されている。
(1)映像の白飛びを確認しながら撮影できる「波形モニター表示」機能
(2)V-Logを使った撮影時に編集後の映像を参照しながら撮影できる「LUT(ルックアップテーブル)表示/登録」機能
(3)別売XLRマイクロホンアダプター(DMW-XLR1)装着+MOV記録時の「ハイレゾ音声記録」機能
このアップデートプログラムの公開日決定とあわせて、同社は6K動画撮影に対応したモデル「LUMIX S1H」の開発を発表、LUMIX Sシリーズに本格的な映画撮影向けの製品を追加した。S1Hは、今回正式に公開日が決まったS1用の有償アップデートプログラムで対応がうたわれている14+ストップV-Log/V-Gamutに対応するほか、時間制限なしでの動画撮影が可能なモデル。
LUMIX S1は3月23日に発売された同社初の35mm判センサーを搭載したミラーレスカメラ。同時発売の高解像モデル「LUMIX S1R」(有効約47.3Mのセンサーを搭載)に対して、“高品位画質の静止画・動画が撮影可能なハイブリッドモデル”として位置付けられている。ボディのみの実勢価格は税込33万9,000円前後。