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ソニーワールドフォトグラフィーアワード2019の受賞者が決定
日本人フォトグラファーがスポーツカテゴリー第2位に選出
2019年4月18日 15:53
ソニーは4月18日、Sony World Photography Awards(ソニーワールドフォトグラフィーアワード)2019の受賞者およびその作品を発表した。
同アワードは、世界中のフォトグラファーから作品を募る世界最大規模の写真コンテスト。開催12回目となる2019年度は、195カ国と地域のプロフェッショナルおよびアマチュアフォトグラファーから約32万7,000点の応募があったという。
応募部門はプロフェッショナル(10カテゴリー)、一般公募(10カテゴリー)、ユース、学生の4つに分けられており、それぞれの部門で最優秀賞と、プロフェッショナル部門の各カテゴリー受賞作品が決まった。
上記一般公募作品の中から応募者の出身国ごとに独自の選考を行うナショナルアワードもあり、94名の受賞者が発表された。
写真文化発展に顕著な功績のあった写真家に贈られる特別功労賞(Outstanding Contribution to Photography)は、ロンドンを中心に活動するNadav Kander氏に贈られた。
授賞式は4月17日にロンドンで開催された。同じくロンドンのサマーセットハウスにて受賞作品展が4月18日よりスタート、5月6日にかけて開催される。同作品展は6月1日から23日にかけて、銀座ソニーパークでも開催される。
同作品展の開催にあわせて、ソニーはソニーイメージングギャラリー銀座において学生部門の作品にフォーカスした展示も開催する。開催期間は6月7日〜20日。
次回のSony World Photography Awards2020の応募受付は2019年6月1日からはじまる。詳細については、同公式サイト上で準備が整いしだいアナウンスされる予定だ。
プロフェッショナル部門
建築、テーマ、クリエイティブ、発見、ドキュメンタリー、風景、ナチュラルワールド、ポートレート、静物、スポーツの10カテゴリーから、それぞれ最優秀フォトグラファーを選出し、その中から全部門を通じての年間最優秀賞が選定される。
約13万点におよぶ応募作品の中から選ばれた年間最優秀賞は、ドキュメンタリーカテゴリーの受賞者Federico Borella氏(イタリア)。作品名は「Five Degrees」だ。
日本人フォトグラファーでは上野公平氏が「Awareness」でスポーツカテゴリー第2位に選出された。
一般公募部門
建築、文化、クリエイティブ、モーション、風景、ナチュラルワールド、ポートレート、静物、ストリートフォト、旅行の10カテゴリーからそれぞれ1位を選出し、さらにその中から一般公募部門最優秀賞が選定される。
2019年度の応募総数は約17万点。部門の最優秀賞にはモーションカテゴリーの受賞者Christy Lee Rogers氏(アメリカ)が選出された。作品名は「Harmony」。
ユース部門
12歳から19歳のフォトグラファーを対象とした部門で、テーマに沿って制作された作品を審査する。2019年度のは「Diversity」(多様性)。
約1万2,000点の応募がある中から、Zelle Westfall氏(アメリカ)が最優秀賞に選ばれた。作品名は「About」。
学生部門
写真を学ぶ学生を対象にした部門。あらかじめ設定されたテーマに沿って作品の制作がおこなわれる。2019年度の決勝テーマは「belong」(所属)。応募作品は300以上の学校から集まった。
最優秀賞を受賞したのは、Sergi Villanueva氏(スペイン、Universidad Jaume I)。作品名は「La Terreta」。