「Sony World Photography Awards(ソニーワールドフォトグラフィーアワード)2018」の受賞式が4月19日に開催され、受賞作品が発表された。
Sony World Photography Awardsは、今年で11回目を迎える世界最大規模のコンテスト。今回はプロフェッショナル(10カテゴリー)、一般公募(10カテゴリー)、ユース、学生フォーカスの4部門に、200カ国以上から約32万点の応募があった。ソニーは2007年よりWorld Photography Awardsをサポートしている。
ロンドンのサマーセットハウスで、作品展が4月20日から5月6日まで開催される。特別展示として、特別功労賞を受賞したCandida Höfer氏の作品も展示される。
プロフェッショナル部門
建築、クリエイティブ、風景、ポートレート、発見、静物、現代の問題、時事問題、ナチュラルワールド、スポーツの10カテゴリーから、それぞれ最優秀フォトグラファーを選出。その中から年間最優秀賞が選定される。
応募総数は約13万点。
年間最優秀賞
カテゴリー:静物
受賞者:Alys Tomlinson氏(英国)
作品名:Ex-Voto
賞金/賞品:25,000USドル/ソニー製レンズ交換式カメラ一式ほか
Ex-Voto
© Alys Tomlinson, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 Ex-Voto
© Alys Tomlinson, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 なお日本の森星象氏が、静物カテゴリーの最終候補者に選ばれている。
Dead Lilies
© Seizo Mori, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 一般公募部門
建築、文化、エンハンス、自然風景、モーション、ポートレート、静物、ストリートフォト、旅行、野生生物の10カテゴリーから、それぞれ1位を選出。その中から一般公募部門最優秀賞が選定される。
応募総数は約17万点。
一般公募部門最優秀賞
カテゴリー:自然風景
受賞者:Veselin Atanasov氏(ブルガリア)
作品名:Early Autumn
賞金/賞品:5,000 USドル/ソニー製レンズ交換式カメラ一式ほか
Early Autumn
© Veselin Atanasov, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 日本からの応募者では、塩原真澄氏が最終候補者に選ばれている。
La France
© Masumi Shiohara, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 日本部門賞
一般公募部門の日本人応募者から選ばれる賞。審査員はハービー・山口氏。
第1位:鈴木悠介氏『物語る』
© Yusuke Suzuki, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 第2位:鈴木淳也氏『Dondo-Yaki, Tokyo Japan 2017』
© Junya Suzuki, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 第3位:中澤隆氏『赤富士上の月』
© Takashi Nakazawa, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 ユース部門
2歳から19歳を対象とした部門。テーマ「my environment」(環境)が設定された。
応募総数は約1万9,000点。
ユース部門最優秀賞
受賞者:Megan Johnson氏(米国)
作品名:Still.
賞金/賞品:ソニー製レンズ交換式カメラ一式
Still.
© Megan Johnson, courtesy of Sony World Photography Awards 2018 学生フォーカス部門
写真を学ぶ学生が対象。300を超える学校から応募があった。最優秀賞を受賞した学生の在籍する学校へは、支援として3万ユーロ相当のソニー製レンズ交換式カメラ一式が贈られた。
学生フォーカス部門最優秀賞
受賞者:Samuel Bolduc氏(カナダ、College de Matane)
作品名:The Burden
賞品:ソニー製レンズ交換式カメラ一式
The Burden
© Samuel Bolduc, courtesy of Sony World Photography Awards 2018