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ケンコー・トキナー、自動でバウンス角度を調整するクリップオンストロボ

専用のワイヤレスコマンダーとバッテリーパックも

株式会社ケンコー・トキナーは、バウンス角度を自動で測定・アシストするクリップオンストロボ「AIフラッシュ AB600-R」を5月24日に発売する。

対応カメラは現状ニコンのみ。

AB600-R

本製品は、最大ガイドナンバー60(ISO 100、200mm時)のクリップオンストロボ。バウンス角度を自動で調整する「オートバウンス機能」を搭載する。CP+2019で展示・実演が行われていた。

類似のコンセプトの製品としては、2018年4月に発売されたキヤノンのクリップオンストロボ「スピードライト470EX-AI」がある。

バウンス角度は上(天井側)と左右の3方向。被写体に向けてストロボのオートバウンスボタンを押すことで、自動でバウンス角度が計測されて発光部がセットされる仕組み。

一度設定したバウンス角度を記憶して維持する「アングルロック機能」も備える。オートバウンス機能を使用した場合は自動でこの機能に移るほか、オートバウンスを使わない場合も1ボタンで機能のオン/オフ操作が可能。

通信方式は光学式と電波式の双方に対応。機材や環境に応じて、様々なワイヤレス撮影ができるとしている。

電源は単3形乾電池4本を使用する。チャージタイムは約3.5秒(アルカリ電池使用)。

主な仕様

最大ガイドナンバー:60(ISO 100、200mm時)
ズームレンジ:20〜200mm(ワイドパネル使用時18mm)
無線通信方式:光学式、電波式(2.4GHz帯)
発光部回転角度:水平-180〜180度・垂直0〜120度
リサイクルタイム:3.5秒
電源:単3形乾電池4本(アルカリ/ニッケル水素)
外形寸法:80×62×196mm
質量:470g(電池含まず)

希望小売価格

オープン

店頭予想価格

税別4万5,000円前後

WTR-1N

AB600-Rの無線制御に対応するワイヤレストランシーバー。15チャンネルまでの設定が可能で通信可能距離は30m以上。シンクロ端子を装備している。電源には単3形乾電池2本を使用する。

主な仕様

対応フラッシュ:AB600-R
通信可能距離:30m以上
電源:単3形乾電池2本(アルカリ/ニッケル水素)
外形寸法:62.5×50.5×94.2mm
質量:約120g(電池除く)

希望小売価格

オープン

店頭予想価格

税別1万5,000円前後

BP-1

単3形乾電池4本、または8本で運用できるバッテリーパック。外部電源端子に接続して充電時間や発光回数を増やすことができる。

主な仕様

対応フラッシュ:AB600-R
電源:単3形乾電池4本または8本(アルカリ/ニッケル水素)
外形寸法:170×72.5×25mm
電源:約200g(電池除く)

希望小売価格

オープン

店頭予想価格

税別1万3,000円前後

本誌:宮澤孝周