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【フォトキナ】オリンパス、“SNS映え”要素が満載の「パースペクティブ・プレイグラウンド」を展開

欧州の巡回イベントがフォトキナに合流

フォトキナ2018に出展したオリンパスは、いわゆる展示会の一般的なブース展示ではなく「Olympus Perspective Playground」(オリンパス・パースペクティブ・プレイグラウンド)というイベントをホール全体に展開した。

これまでに欧州で16回開催され、総来場者数は40万人を超えるというイベント。ドイツ・ケルンではケルンメッセのホール1をフルに使っている。会場面積は2,000平方メートル以上だという。

登録入場者は受付でカメラを借り、会場(プレイグラウンド)内で自由に撮影を楽しみ、帰りに出口でカメラを返却する。OM-D E-M1 Mark IIからPEN E-PL9までが用意されていた。

中は鮮やかで、一風変わった写真を撮れる要素が満載。借りたカメラをスマホで撮っているシーンも見かけた。カメラを使うこと自体が特別な体験だという来場者も少なくなさそうだ。

撮影したメモリーカードを持ち帰れるほか、出口付近には自動プリント機があり、3枚まで無料でプリントできるようだ。風船が配られたり、華やかな雰囲気。来場客も若いカップルを多く見かける。こうした客層が事前登録をしたうえでフォトキナ会場を訪れるというのは興味深い。

中にはカメラのタッチ&トライコーナーもあり、使っているうちに気に入れば実際の購買に繋がるというアイデアは理にかなっている。

このイベントにフォトキナ来場者は無料で入れるほか、オリンパスの会場だけはフォトキナと独立して無料で入ることもできるようだ。ちなみにフォトキナの入場料は、平日の通常料金だと1人1日56ユーロ、土曜限定で前売り12ユーロ、金曜の14時以降は前売り8ユーロなど、細かく設定されている。チケットが安いかわりに混雑しているか、空いていて見やすいかわりにチケットが高いか、といった具合だ。来場者にこうした選択肢を用意するのは、混雑の分散にも効果的だと思う。

本誌:鈴木誠