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シグマ、10倍ズームのSportsライン60-600mm F4.5-6.3
軽量化のためマグネシウムやカーボンなど複合使用
2018年9月26日 22:07
株式会社シグマは、ドイツで開催中のフォトキナ2018において、超望遠ズームレンズ「SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports」を発表した。発売日は10月12日。シグマ用とキヤノン用が同時発売となる。ニコン用は10月26日。希望小売価格は税別25万円。
Sportsラインに属するズームレンズ。焦点距離は60mmから超望遠600mm。10倍のズーム比ながら、倍率色収差を良好に補正しつつ、ズーム全域で均一な画質を実現。同じくSportsラインの150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports(ズーム比は4倍)と同等の画質を実現したとしている。
レンズ構成は19群25枚で、内FLDガラス3枚とSLDガラス1枚を採用する。最短撮影距離は60〜260cm。最大倍率は1:3.3(200mm時)で、望遠マクロ的にも使用できる。
約4段分の補正効果がある手ブレ補正機構を搭載。アルゴリズムにはIntelligent OSを用いる。補正モードは一般的な手ブレ補正に適するモード1と流し撮りに適するモード2を搭載する。
レンズ鏡筒の素材にはマグネシウム合金やCFRP(カーボンファイバーを含有するポリカーボネート)、TSC(アルミニウムと同等の熱収縮率を持つポリカーボネート)を使用。堅牢性を維持しつつも軽量化を実現したという。
三脚座は素材にマグネシウム合金を採用して堅牢性を確保。着脱式で、撮影ポジションの変更に配慮した90度ごとのクリックを備える。アルカスイスタイプの雲台やクランプに直接取りつけることも可能。
他のSportsラインと同じく防塵防滴構造となっており、環境耐性を高めている。レンズ最前面の撥水防汚コーティングも施されている。
テレコンバーターの使用にも対応。TC-1401併用時は84-840mm F6.3-9のAF超望遠レンズとなる。TC-2001ではMFとなるものの、120-1200mm F9-13として使用できる。