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キヤノン、DIGIC 8になった40倍ズーム機「PowerShot SX740 HS」
自撮り対応モニター キヤノンコンパクト初の4K動画記録も
2018年7月31日 13:22
キヤノンは、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX740 HS」を8月30日に発売する。価格はオープン。直販価格は税別4万8,500円。カラーはシルバーとブラックの2色。
35mm判換算24-960mm相当F3.3-6.9のズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。2017年5月に発売した「PowerShot SX730 HS」の後継機で、画像処理エンジンをDIGIC 6からDIGIC 8にアップデートした。
DIGIC 8への刷新により各種機能を向上。連写速度はAF追従で約7.4コマ/秒、AF固定で約10コマ/秒(約59枚まで速度を維持)にアップ。レリーズタイムラグと撮影間隔は従来モデルの約半分に短縮した。
同社コンパクトカメラで初の4K動画記録に対応。4K動画からのフレーム切り出しも可能とした。カメラ内で短い動画を繋ぎ合わせられる「ビデオスナップ」機能も搭載。
オートライティングオプティマイザをPowerShot SXシリーズで初搭載。白飛びの低減や、明るい領域の階調を残す設定が可能。
撮像素子は有効約2,030万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー。感度はISO100-3200。
最短撮影距離は広角側でレンズ前1cm、望遠側で2m。
手ブレ補正効果は3.5段分(350mm相当時)。ジャイロセンサーと画像の情報からブレ量を検知する「デュアルセンシングIS」を搭載する。従来比で約0.5段分の向上となった。
レンズ交換式カメラのEOSシリーズに近いUIを採用。PowerShot Gシリーズに続く採用で、EOSのサブ機需要や、EOSへのステップアップも狙う。エントリーユーザー向けに用意された「ビジュアルガイド」もEOS Kissシリーズに続いての搭載。
絵作り機能の「マイカラー」は「スタイル設定」に置き換わり、調整の自由度を高めた。シーンモードにはEOS Kissから受け継いだ「料理」モードを搭載。明るさのほか色合いを「標準」「暖色」「寒色」から選べる。
通信機能はWi-Fi/Bluetooth。SX730 HSにあったNFCは省略された。自動でカメラの撮影画像転送するPCソフト「Image Transfer Utility 2」に対応し、電源オンのままWi-Fi接続状態でカメラを置いておくことで、差分の自動送信が可能だという。
液晶モニターは3型約92.2万ドット。上方向180度にチルトする。自分撮りモードを搭載し、「背景ぼかし」や「美肌」の効果を与えられる。
外形寸法は約110.1×63.8×39.9mm。重量は約299g(バッテリー、カード込み)。SX730 HSは同寸で約300gだった。