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キヤノン、「EOS 70D」のエラー頻発に無償修理対応

内部温度上昇による通信不良に起因 電源が入らなくなる場合も

EOS 70D

キヤノンは5月30日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 70D」(2013年8月発売)のサポート情報を掲載した。

一部製品において「Err70」や 「Err80」のエラーが頻繁に表示され、やがて電源が入らなくなる現象が稀に発生すると判明。頻発する場合、無償修理を行うと発表した。

原因の多くは、動画撮影を繰り返し行うなど、カメラの内部温度が高くなる状況での継続使用。電気基板の構造に起因する内部通信不良により同エラーが頻発するという。

EOS 70Dは、同社が"ミドルクラスの入門機"と位置づけていたAPS-Cフォーマットのデジタル一眼レフカメラ。センサー上の全画素で位相差AFを行う「デュアルピクセルCMOS AF」が初めて搭載されたモデルでもある。後継機として「EOS 80D」が2016年3月に発売済み。

本誌:鈴木誠