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エックスライト、写真用カラーマネジネントツールColorMunkiを「i1」シリーズに統合

iOSデバイスのカラーマネジメントも

エックスライト社と子会社のパントン社は、写真用カラーマネージメントツール「i1Studio」を12月28日に発売した。価格はオープン。店頭予想価格は6万円弱の見込み。

本製品は、ColorMunki PhotoやColorMunki Designの後継機として、プロ向けラインのi1シリーズに加わったカラーマネージメントツール。ColorMunki Photo や ColorMunki Designの利用者は、無償でi1Studioソフトウェアへのアップグレードが提供される。

カメラプロファイルの作成、ディスプレイ・キャリブレーション、RGB/CMYKの用紙プロファイル作成、高精度なスキャナプロファイルの作成、プロジェクターのキャリブレーションとプロファイル作成といった従来機能に加え、新たに、モノクロ(白黒)で写真をプリントしたい人向けの専用プロファイル作成機能や、iOSモバイルデバイスのカラーマネージメントを可能とするプロファイル作成アプリ「ColorTRUE」に対応した。

なお、ColorTRUEは、エックスライト社の測色器を使用し、iOSを搭載するモバイルデバイスにカスタム・ディスプレイ・プロファイルが作成可能。表示される指示に従って測色装置をデバイスにセットするだけで、自動的に測定が開始される。

プロファイルは、ColorTRUEアプリのイメージギャラリーに表示される全ての画像に適用され、カラーマネージメントされたディスプレイにより近いカラーで画像を表示できるようになる。

同社によると、iOSデバイスでも適切にカラーを確認したいというユーザーの要望から提供に至ったとしている。

本体となるi1Studio測定器のほか、専用ソフトウェア、ミニ カラーチェッカー クラシック、ディスプレイ用測定器ホルダー、USBケーブルなどを同梱する。

梱包時のサイズは198×150×80mm。梱包時の重量は620g。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。