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パナソニック、LUMIX最高画質を謳う「G9」海外発表

防塵防滴・耐低温のフィールドカメラ 連写や手ブレ補正も向上

パナソニックは、ミラーレスカメラ「LUMIX G9」(DC-G9)を海外で2018年1月に発売する。ボディ単体の価格は1,729ユーロ。日本国内での発売予定に関する情報はない。

2016年10月に発売された「LUMIX G8」の後継と見られるミラーレスカメラ。防塵・防滴・耐低温仕様のマグネシウム合金ボディを採用し、小型軽量なマイクロフォーサーズ規格のカメラの中でも特に高速性能と機動性の高さをアピールしている。

撮像素子は2,030万画素のMOSセンサー(光学ローパスフィルターレス構造)。解像度や色再現の向上により、LUMIX史上最高の写真画質としている。

背面にはAFポイントの選択などに使えるジョイスティックを搭載し、上面にはミラーレスカメラでは珍しい情報表示パネルを備えている。シンクロターミナルは引き続き搭載しているが、内蔵ストロボは非搭載になった(G8は搭載)。

カメラボディとレンズ側の手ブレ補正を協調する「Dual I.S.2」は、補正効果を最高6.5段分に向上。新たに、撮像素子をシフトしながら撮影した8枚の画像を合成し、約8,000万画素相当で記録できる「ハイレゾリューションモード」を搭載している。

フル画素での連写速度は、電子シャッターで秒間20コマ(コンティニュアスAF)・60コマ(シングルAF)連写、メカシャッターでは同9コマ/12コマ。RAW記録にも対応している。

空間認識AF、4K/60p動画記録、6K PHOTO/4K PHOTOといった機能も搭載。

EVFは倍率0.83倍。368万ドットのOLEDを採用している。ライブビューのフレームレートは120fps。

背面モニターは3型104万ドットのフリーアングル式。タッチ操作を利用可能。

SDカードのダブルスロットを搭載。通信機能はWi-Fi/Bluetoothに対応している。

外形寸法は136.9×97.3×91.6mm。重量は約658g(バッテリー、SD含む)。USB充電に対応する。

オプションで縦位置グリップ「DMW-BGG9」も用意している。

本誌:鈴木誠