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マンフロット、国内フィルター市場に参入 ワンタッチでフィルターを着脱できる「XUME」も

プロテクト、PL、NDを投入 37〜82mm径を用意

マンフロット株式会社は、日本でのレンズフィルター市場に参入すると発表した。また、レンズフィルターの着脱を容易にするマグネット式のアクセサリー「XUME(ズーム)」もあわせて投入する。

いずれも発売日は11月28日。

※価格表記は全て税込

フィルター

日本では初の市場導入となるマンフロットブランドのレンズフィルター。プロテクト、PLをそれぞれ3グレード、NDを3タイプ用意する。

プロテクト(保護)フィルター

レンズ前面を保護するためのレンズフィルター。

ベーシックモデル「Essential(エッセンシャル)」、スタンダードモデル「Advanced(アドバンス)」、プロ仕様ハイグレード「Professional(プロフェッショナル)」の3グレードをラインナップ。

いずれも雨や指紋などに強い撥水・防汚コートを採用。加えてProfessionalには帯電防止コートも施されている。

フィルター径は3グレードとも37/40.5/46/49/52/55/58/62/67/72/77/82mm径を用意。

価格はEssentialが3,218〜7,603円。Advancedが3,920〜7,980円。Professionalが5,630〜1万1,100円。

C-PL(偏光)フィルター

色彩を鮮やかにしたり、反射光を取り除くことができるレンズフィルター。

プロテクトフィルターと同じく、「Essential」、「Advanced」、「Professional」の3グレードが展開される。全グレードで撥水・防止コートが、Professionalのみ帯電防止コートが使われている。

フィルター径は3グレードとも37/40.5/46/49/52/55/58/62/67/72/77/82mm径を用意。

価格はEssentialが5,746〜1万3,522円。Advancedが8,618〜1万8,738円。Professionalが1万1,988〜2万6,330円。

ND(減光)フィルター

シャッター速度を意図して遅くするために使うレンズフィルター。水や雲を流して撮るなどのテクニックが使用できる。

減光効果別に、ND8、ND64、ND500が用意される。

いずれもフィルター径は、52/55/58/62/67/72/77/82mmがラインナップ。

価格はND8が5,746〜1万1,480円。ND64が6,080〜1万1,653円。ND500が7,096〜1万4,688円。

XUME

通常、レンズフィルターはレンズ前面に設けられたネジ溝にねじ込んで装着するが、その作業を簡略化してくれるアイテムが「XUME(ズーム)」だ。海外ベンチャー企業が開発し、マンフロットが買収して世に出た。

レンズ側にとりつける「レンズ用マグネットベース」と、レンズフィルターにとりつける「フィルター用フレーム」を組み合わせて使う。

レンズ用マグネットベース
フィルター用フレーム

フレームに装着するレンズフィルターは、マンフロット製以外のものでもOK。

レンズ用マグネットベースをレンズ先端のフィルターネジ枠、フィルター用フレームをフィルター背面のネジ枠に装着。両者を近づけると、レンズ用マグネットベースに内蔵されたマグネットの力で固着する仕組みだ。フィルターを回すことなく、取り付け/取り外しともワンタッチで行える。撮影によってPLフィルターやNDフィルターを頻繁に取り替えるケースがあるが、そんなときに役立つだろう。

レンズ先端のフィルターネジ枠に、レンズ用マグネットベースを装着。
フィルター側にはフィルター用フレームを装着。
レンズ用マグネットベースにフィルター用フレームを近づけると、マグネットで固定される。

構造上、通常のレンズフィルターよりフィルターとレンズ前面までの距離が長くなることから、マンフロットでは35mm判で24mm以上、APS-Cサイズ相当で17mm以上の広角になるとケラレが発生する可能性があるとアナウンスしている。

レンズ用マグネットベース、フィルター用フレームとも49/52/58/62/67/72/77/82mm径が用意される。

価格はレンズ用マグネットベースが3,899〜4,568円。フィルター用フレームが1,696〜2030円。

なお、レンズ用マグネットベースに装着可能な77mm径のレンズキャップも発売される。価格2,030円。

本誌:折本幸治