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Phase One XFカメラシステムに、12の新機能が追加

フォーカススタック必要枚数の自動設定など

Phase One Japan株式会社は9月20日、フェーズワンXFカメラ用のファームウェア「XF機能アップデート#4」の公開についてアナウンスした。12の新機能を含む。

  • オートフォーカス&リコンポーズ モード (AFr)
    - フォーカスを合わせた後にフレーミングが変更され、中心位置や角度が変更になった時のコサイン誤差を自動補正し、ピンボケを防ぎます。
    *現在対応しているレンズ Schneider Kreuznach ブルーリング: 80mm LS f/2.8, 110mm LS f/2.8, 150mm LS f/2.8
  • AFrズーム
    - AFrモードと連携し、補正されたフォーカス位置をIQデジタルバックのスクリーンに 100% で拡大表示し、撮影直後にフォーカスを瞬時に確認することが可能になります。
  • フォーカストリム ツール
    - 全てのAFレンズで、専用のフォーカスターゲットとライブビューを使用して、簡単にレンズごとにフォーカストリム キャリブレーションをすることができます。この機能により、レンズごとのフォーカス誤差を解消することが可能になります。
  • オート・フォーカススタック・カリキュレータ
    - デジタルバックの解像度、設定された絞り値、レンズ焦点距離から、フォーカススタックに必要なフレーム数を自動計算、設定します。この機能により、フレーム数を予測やトライ&エラーに頼ることなく、スムーズに撮影を行うことが可能になります。
    *現在対応しているレンズ Schneider Kreuznach ブルーリング: 80mm LS f/2.8, 120mm LS f/4.0 Macro, Phase One 120mm AF Macro f/4.0
  • フォーカス ナッジ
    - AFでフォーカスを合わせた後にダイヤルでフォーカスを微調整することができます。この機能により、レンズのAF/MFを切り替えることなくフォーカスを微調整することが可能になります。
  • バイブレーション解析
    - XFトップスクリーンに露光中のカメラの振動を視覚的に表示します。この機能により、露光中にカメラブレが起きていたかを瞬時に確認することが可能になります。
  • 無期限バイブレーションディレイ
    - 振動が収まるとシャッターがリリースされるバイブレーションディレイモードを拡張し、振動が収まるまでの待機時間を無期限に設定することが可能になりました。これにより、確実にカメラブレのない撮影が可能になります。
  • Profotoリモート・シャッターリリース
    - Profoto AirリモートでXFカメラのシャッターリリースが可能になりました。この機能により、簡単にリモートでシャッターをリリースすることが可能になります。 *B/Tモード非対応
  • キャプチャー解析ポップアップ コントロール
    - 撮影後にXFトップスクリーンに表示される視覚的フィードバックをカスタマイズすることができます。この機能により、撮影直後に確認したい項目を自由に選択することが可能になります。
  • 電子シャッターの外部リリース(ES)
    - 対応リリースケーブルから、電子シャッターのリリースが可能になりました。この機能により、さらに振動の少ない撮影が可能になります。
  • イメージブラウズ
    - XFカメラのダイヤルでIQデジタルバックで画像をブラウズ可能になりました。この機能により、XFカメラのグリップから手を離すことなく、撮影画像をブラウズすることが可能になります。
  • B.O.Bによる2ショット リリース
    - XF用のケーブルレリーズ アクセサリーB.O.Bを使用して、最初にリリースボタンを押してミラーアップ、2回目でシャッターをリリースして撮影することができます。この機能により、ミラーアップによる振動を軽減することが可能になります。

XFカメラシステム 機能アップデート4

本誌:鈴木誠