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ライカ、M9やMモノクロームのCCD交換について告知

購入5年以内なら引き続き無償 機種アップグレードの選択肢も

ライカカメラジャパンは、デジタルレンジファインダー「ライカM9」をはじめとする一部機種のサポートについて、最新情報を掲載した。

CCDセンサーの前面にあるカバーガラスのコーティング層が劣化・剥離し、点として撮影画像に写り込む事象について、今後の対応を案内している。対象製品は、ライカM9、ライカM9-P、ライカMモノクローム、ライカM-E。いずれもライカM9がベースとなる有効1,800万画素の35mmフルサイズCCDセンサーを搭載している。

2017年8月15日までは、購入後の期間に関わらず、カスタマーケアでコーティング剥離が確認された場合は無償で対策版CCDセンサーへの交換が行われる。

2017年8月16日以降、購入から5年以上が経過している上記製品でコーティング剥離が発生した場合は、税込9万8,604円でセンサー交換およびカメラのオーバーホール作業を受けることになる。

M型デジタルカメラのオーバーホールには、シャッターチャージ機構の劣化部品交換と分解清掃、ファインダーの距離計調整と簡易清掃など、7項目が含まれる。

  • シャッターチャージ機構部の劣化部品交換と分解清掃
  • マルチファンクションホイールの分解清掃
  • メインスイッチおよびシャッタースピードダイヤルの分解清掃
  • ビューファインダーの距離計調整と簡易清掃
  • ベースプレートの開閉つまみの調整
  • ベースプレートの保護フィルムの貼り替え
  • トップカバー刻印のペイント剥がれ箇所の修正

ライカM9 / M9-P / Mモノクローム / M-EのCCDセンサーに関する最新情報

また、修理のかわりにライカM(Typ240)、ライカM-P(Typ240)、ライカMモノクローム(Typ246)、ライカM-A(Typ127)へのアップグレードサービスも選べるという(ライカM10は対象外)。詳細はライカカスタマーケアに問い合わせてほしいとしている。

本誌:鈴木誠