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SILKYPIX Developers Studio Pro8が正式発表

明瞭度操作や水中写真補正などの新機能を搭載

株式会社市川ソフトラボラトリーは、汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio Pro8」を2月16日に発売した。オンラインショップからのダウンロード版のみ。価格は税込2万8,080円。

1月に機能評価を目的としたベータ版を公開していたが、今回、製品版を発表した。

旧バージョンにない新機能としては、明瞭度、ブラシ、モノクロ調整機能、マリンコントローラ、フォーカス領域表示などの追加が挙げられる。

明瞭度は、調整対象とした範囲の周囲の画素情報をもとに、各画素の輝度レベルを調整するパラメータ。値を上げるとモヤがかかったような風景写真をくっきりと表現できるほか、値を下げるとソフトフォーカスのような表現に調整できる。

ブラシは、被写体の形状にとらわれず部分補正ができる新ツール。

モノクロ調整機能は、カラー写真をモノクロ変換する際の表現を調整できる機能。カラーフィルターをつけてモノクロ撮影した際の効果を再現可能で、色相ごとの明度も調整できる。

マリンコントローラでは、水中写真特有の青かぶり補正や色味の復元、濁り除去などを行なえる。水中写真用のRAW現像ソフト「SILKYPIX Marine Photography 4.0」に搭載している一部の機能を移植した。

フォーカス領域表示は、写真の中でピントの合っている部分を強調表示する、いわゆるピーキング機能。

このほかUIの改良も施しており、各種調整機能の配置を見直している。

関根慎一