ニュース

ストックフォトクリエイターの特徴とは

アマチュアだけでなくプロの登録者が増加中 男女比はほぼ拮抗

ピクスタ株式会社は、同社が展開するストックフォトサービス「PIXTA」の登録クリエイターが20万人を超えたと発表した。

これに伴いPIXTAが公開した資料では、2016年時点における「クリエイターの中に含まれるプロの割合」、「男女比」、「独立意向」が明らかにされている。

クリエイター登録者のうちプロが占める割合は、登録者数が10万人を数えた2012年比で2.4倍に増加。元々のクリエイター構成は会社員や主婦が大勢を占めていたところに、近年ではプロのフォトグラファー、映像作家、アニメーター、イラストレーターを本業とする層の比率が増えてきているという。

また、デザイナーなどのクリエイティブ関連職に就くクリエイター会員は2倍に増加。投稿される素材についても、イラストレーターが写真素材を投稿するなど、投稿作品のマルチ化が拡大している。

男女比は女性の割合が増加。2013年の男性62.89%、女性37.11%から男性52.88%、女性47.12%と推移しており、特に30〜50代の層が増えている。PIXTAではこれについて"出産・育児中のママ層と育児が一段落した女性が「新しい働き方」の一つとしてPIXTAを選んでいる"と分析している。

プロとしての独立意向については、PIXTAが2016年6月28日〜7月2日の間に登録クリエイターを対象として実施したアンケート調査の結果を引用。回答者331名のうち約6割が独立の意思を持っているとした。

このうちPIXTAに登録する前からプロとして活動している回答者が7.3%、PIXTAを始めてから独立した回答者は1.5%、独立を検討している回答者は3.6%となった。また、「独立したいが考えられるレベルにない」という回答者は36.9%に及んでおり、これ一本で生活できるレベルに至るまでのハードルの高さも感じさせる結果となっている。