編集後記

2020年12月28日:本年も1年間ありがとうございました

本年も1年間のご愛読をありがとうございました。難しい1年ではございましたが、次年もまた変わらぬご愛読の程、どうぞよろしくお願いいたします。新年は1月1日に特別編を掲載、1月5日から通常更新の予定です。

福島晃

私は東京の西の外れ、青梅という街に住んでいる。会社があるのは古本屋が立ち並ぶ神保町、往復で3時間を通勤に費やしてきた。電車の座席で本を読む。それが自分のライフスタイルとして、すっかり染み込んでいた。しかし、今年は新型コロナウイルスによって事態が一変。テレワークによる作業が求められ、自宅の2階が仕事場となった。言ってみると「どこでもドア」を手に入れた気分だ。通勤時間だった3時間が作業時間に置き換えられたことによって、いつもよりも早く作業がスタートして、いつもよりも早く作業が終わることになった。しかし、本を読む冊数が激減しただけでなく、写真を撮影する枚数も同時に減ってしまった。いまから思うと、通勤の行き帰りの道すがらにカメラを片手に撮影していたことが、この状況になって気付いた。どんな事にもメリットとデメリットが存在することが分かった2020年。2021は希望のある年になることを願いたい。


鈴木誠

iPhoneカメラロールより2020年1月4日

2020年の年始は何をしていたんだろうと振り返ると、「ネオパンACROS 100 II」を使ったグループ展のための撮影に出掛けていました。写真のローライコードも引っ張り出してきたものの、結局120では撮らず。結果的に初夏まで開催延期になりましたが、初めてプロラボにプリントをお願いしたりして、よい勉強になりました。

写真関係の集まりが開かれなくなると、土日に余暇らしい余暇ができて、昨年までペーパードライバーだったけど運転の練習をしてみようかとか、懸賞で当たった自転車に乗ってみようかとか、いろいろ新鮮なことにも取り組んでみたり。慣れないことをしていると気持ちがそちらへ集中するので、ままらない諸々も忘れられるのは副産物でした。

引き続き無闇に出掛けるのは避けつつ、免疫力が落ちないように過ごしていこうと思います。適度な運動(なわとび)、十分な睡眠、諸々の整理といったところでしょうか。来年もデジカメ Watchをよろしくお願いいたします。


宮澤孝周

本当に難しい1年でした。外ロケ撮影や実際に製品に触れる機会も激減したことはもちろん、イベント事もなくなり、外出もままならないなど……。家でいる時間も増えましたけれども、生活を見つめなおせるほどの余裕は、まだでてきていません。ほんとうに難しいです。

宮本義朗

今年一番見た景色。まさか在宅ワークが“普通”になるとは……。

デジカメ Watchのメンバーになって早半年、本当にあっという間でした。世の中いろいろと制限の多い状況は続きますが、それでも明るい話題も少なからずあるわけで、未来に向かって“希望”はあるなと感じた半年でもありました(気持ちだけでもそう思いたい)。

誰にとっても変化を求められる時代になっていますが、やれる範囲の中でいかに工夫するか、もっともっと業界を盛り上げられるように……。来年もどうぞよろしくお願いいたします。