カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

フルサイズミラーレス黎明期はどうだった? 2016年のカメラバカを見てみよう(その3)

これまでのお話

C氏の言う「巻き戻しクランク」について説明しましょう。フイルムカメラは撮影後に、撮影中に順送りしていたロールフイルムを元のカートリッジ(パトローネ)に戻す必要があります。それをするのが巻き戻しクランクです。クランクの他にノブがあります。自動化が進んでフイルム戻しがモーターになったころ、このクランクは廃止されていきました。だって必要がないのですから。しかしカメラが途中で壊れたときや電池切れの時にフイルムを戻せなくなり、安全にフイルムを取り出すこともできません。ゆえに、最終の安全装置として巻き戻しクランクを残していたメーカーがありました。それを古いしがらみと言っています。もちろんあの新党のことではありません。自由観音党はまだあの新党をライバル視していないのでしょう。

ところで人間の選挙(?)ですが、最近は静かになったような気がします。私が田舎に引っ越したというのもあるかもですが、街宣車を見た覚えがありません。そのかわり(?)SNSでの選挙戦がヒートアップしているように感じます。名前を連呼するのではなく、候補の主張をじっくり見ることができるのでこのほうがいいかなと思っています。

※本コンテンツはフィクションであり、実在の製品・団体・人物・地名とは関係ありません。

2010年に漫画サークル「ていこくらんち」をはじめる。2015年に出した同人誌「カメラバカにつける薬」が、あれやこれやでデジカメ Watchで連載させていただくまでになりました。カメラだけじゃなく、その向こう側にいる人たちの想いを伝えていければいいなと思っています。