岡嶋和幸の「あとで買う」

1,495点目:安定性があり多彩な使い方もできる三脚

3 Legged Thing「プロウィンストン 2.0 & エアヘッド プロ キット」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

3 Legged Thing「プロウィンストン 2.0 & エアヘッド プロ キット」

本日より写真展『NO DOGS』がスタートです。ずっと準備に追われていたので物欲は抑えられていたのですが、設営も無事に終わりジワジワと復活してきました。いつもなら新しいカメラやレンズが欲しくなるのですが、今1番気になっているのは三脚です。

複数所有している三脚はどれも15年以上愛用していて、最も古いものは今年でちょうど40年です。どれもまだまだ使えますが、あちこちガタがきているのも事実。気持ち良く撮影するために新しいものを導入しようと考えています。

カメラやレンズ、用途などに応じて複数本を使い分けることになるのですが、ポップなカラーリング、斬新なデザイン、ユニークな構造が魅力で、693点目でも紹介した「3 Legged Thing」(スリーレッグドシング)のラインアップで揃えようと計画中。海外ロケ用としてフラッグシップモデルの「レジェンズ バッキー & エアヘッド ビュー キット」を考えていますが、屋内外問わず普段使いとして一番出番が多くなりそうなのが本日の「プロウィンストン 2.0 & エアヘッド プロ キット」です。

前者は折りたたむとコンパクトになりますが、5段の脚、3段のセンターコラムと、セットアップに少し時間がかかります。風景やスタジオでの撮影などではパイプが太くて安定感のある後者が最適で、3段なのでセットアップも素早く行えます。車での移動なら問題なしでしょう。

各パーツを分解すればスーツケースに入れて海外ロケにも携行でき、メンテナンスが行いやすくなるほか、一脚になるなどさまざまな使い方も可能です。互換性のある三脚用アクセサリーも充実しています。販売価格は7万5,240円前後で、色はブロンズ、グレー、ダークネスが選べます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。