岡嶋和幸の「あとで買う」

693点目:機能性と拡張性に優れたカラフルな三脚

3 Legged Thing「パンクス コーリー 2.0 & エアヘッド ネオ 2.0 キット」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

3 Legged Thing「パンクス コーリー 2.0 & エアヘッド ネオ 2.0 キット」

三脚は写真学校入学時に購入したハスキーに始まり、その後はジッツオをいくつも買い足し、用途によってそれらを使い分けてきました。でも以前とは使用機材や撮影スタイルが大きく変わり、三脚もそれに合った新しいものが欲しくなりました。最近気になっているのが、2010年にイギリスで創業したブランド「3 Legged Thing」(スリーレッグドシング)の三脚です。ポップなカラーリング、斬新なデザインが物欲をそそります。

ハイエンドモデルの「レジェンズ」、ミドルモデルの「プロ」、エントリーモデルの「パンクス」の3シリーズがラインアップされています。これまでだと迷わずレジェンズを選んでいたと思いますが、現在は大判カメラを除いて三脚の出番は激減し、あれこれ性能を求めなくなりました。なので「パンクス」でも十分かと。レジェンズとプロがカーボンなのに対し、パンクスはマグネシウム合金。少し重いのですが、そのぶん価格が抑えられています。とはいえ、一脚やマイクブームとしても使えるなど、機能性や拡張性はレジェンズやプロと変わらない感じです。

5段なので全ての脚を伸ばすと少し頼りなさそうですが、耐荷重は14kgで意外としっかりしています。シリーズ最短の36.1cmとコンパクトに折りたたむことができる点も魅力で、撮影旅行などに携行しやすいサイズです。販売価格は4万3,000円前後で、キャリーバッグも付属しています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。