岡嶋和幸の「あとで買う」

1,438点目:日本の絶景スポット情報満載のガイドブック

デジタルカメラマガジン『日本の絶景写真ベスト200』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

デジタルカメラマガジン『日本の絶景写真ベスト200』

絶景とは無縁の私ですが、海外ではそのように呼ばれている場所へたくさん行きました。でも1,396点目で紹介した「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズを見てみたら、全然たくさんではありませんでした。

死ぬまでにもっと行きたいと思いましたが、日本はというとほとんど興味なし。でも作例撮影で訪れることはあるかもしれません。その候補選びで参考になればと思ったのが本書です。

『デジタルカメラマガジン』の特集内容を再編集したものなので一通り目にしているはずなのですが、それらのページはいつも読み飛ばしているので(ごめんなさい)、このように1冊にまとめられているとすごく助かります。販売価格は2,420円で、Kindle版もあります。

ベスト200の絶景スポットが紹介されているのですが、実際に訪れたことがあるのはほんの数カ所だけ。そのいずれも撮影ではなく、ただ遊びに行っただけです。でも季節や時間帯などを選べば、こんなに素敵に撮れるのですね。ほかに撮っている人がいると集中できないので、個人的にはハードルが高そうですが、役立つ情報が満載で頼りになるガイドブックといえそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。