岡嶋和幸の「あとで買う」

1,366点目:組み立てながら構造も学べるフィルムカメラ

ロモグラフィー「Konstruktor F Camera」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ロモグラフィー「Konstruktor F Camera」

1.353点目で紹介したピンホールカメラの反響が予想以上だったので、本日も組立式のカメラです。

以前に購入したことがあるのですが、プラモデルと同様にパーツを取り外して組み立てるため、作り上げるのに少し時間がかかります。でもカメラの構造を理解しながらの組み立て作業となるため、簡単には出来上がらないとはいえ大きな達成感が得られたことを覚えています。

ところが完成と同時に燃え尽きてしまった感じで、実はまだ1度もフィルムを装填していません。本棚でインテリアアクセサリーになっています。防湿庫で保管したほうが良いのかな?

レンズは絞りは固定ですがピント合わせができます。シンクロターミナルもあるのでフラッシュ撮影も可能。販売価格は4,170円前後です。カメラは「撮る」も良いけど「作る」も楽しいものです。63点目1,287点目でも組立式のピンホールカメラを紹介しているので、興味のある方はそちらもぜひチャレンジしてみてください。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。