岡嶋和幸の「あとで買う」

1,277点目:親子で見て読んで楽しめる撮影ガイドブック

古賀直行『小さなカメラマン』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

古賀直行『小さなカメラマン』

明日発売の本です。「写真集であり、撮影ガイドブックであり、子育てエッセイでもあります」とのことで、私には関係ないと思いきや、あと1ヶ月くらいで孫が誕生の予定なので、この先きっと役に立ちそうです。

著者はPENTAX歴45年のPENTAXIANなのだそうで、私との共通点もあります。PENTAXネタ満載とのことなので、PENTAXIANのみなさんにもおすすめです。

肝心の中身はというと、本のタイトルでもある「小さなカメラマン」は10歳の女の子。父と娘のやり取りが綴られていて、読んでいて微笑ましくもあり、写真の勉強にもなる感じです。

スマートフォンではなくカメラで撮ってみたくなるガイドブックなのだそうで、親子で楽しめる1冊だと思います。販売価格は1,760円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。