岡嶋和幸の「あとで買う」

1,172点目:鉄道ひとり旅の楽しさが広がるエッセイ本

やすこーん『食べて飲んで ひとりで楽しむ鉄道旅』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

やすこーん『食べて飲んで ひとりで楽しむ鉄道旅』

円安や物価高などで海外旅行はハードルが高めですし、それならばと今は日本国内をじっくり旅したい気分です。食べたり飲んだりひとり旅を満喫しながら、必要最低限の機材だけを携行し撮影を楽しむ感じです。

仕事では飛行機や新幹線で目的地まで一気に移動し、現地ではレンタカーでいろいろ回るのですが、私事なら特に何かを撮らなくてはいけないということもないため、鉄道やバスでのんびり巡るのも良いでしょう。

地図と時刻表で旅の計画を練るのも楽しみの1つですが、ほかにも何か参考にしたいところ。ネット検索すればいろいろ情報が出てきますが、出版されたばかりのこの本も気になります。

著者は駅弁や駅そばの愛好家としてメディア出演をされているそうで、持ち物や服装、便利グッズなど役立つ情報がいろいろ盛り込まれています。自分にはない視点での旅を経験できそうです。販売価格は1,980円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。