岡嶋和幸の「あとで買う」

1,078点目:レンズを湿気から守るキャップ&ケース

サンコー「レンズキャップ型防湿庫」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

サンコー「レンズキャップ型防湿庫」

防湿庫をはじめ、カメラやレンズなど撮影機材のカビ対策用品をこれまでも紹介していますが、今回はとてもユニークな製品です。

電子レンジで加熱除湿することで繰り返し使える製品はほかにもありましたが、ドライストーン入りのキャップをレンズに直接取り付けたり、レンズごとシリコーンケースに入れられるというのはこれまでになく新しいです(すでに製品化されたものがあるかもしれませんが)。

キャップ部分には除湿の度合いを確認できるインジケーターが付いています。ケースにいれたままカメラバッグに収納できるので省スペース化にもつながります。ただし販売価格は4,000円前後なので、レンズをたくさん所有している人は防湿庫より割高に感じられるでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。