岡嶋和幸の「あとで買う」

1,039点目:写真表現の今を知るのにぴったりの雑誌

生活の友社『月刊アートコレクターズ 2024年3月号』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

生活の友社『月刊アートコレクターズ 2024年3月号』

本日ご紹介するのは『月刊アートコレクターズ』という雑誌です。2回目の写真特集ということで、価格も手ごろなので保存版として購入しておきましょう。販売価格は1,047円です。

この雑誌の存在自体は知っていましたが、特にアートコレクターというわけでもなく一度も手に取ったことがなかったので、今回はちょうどよい機会です。写真表現をアート、ドキュメンタリー、コマーシャルの三要素に分けて考察するなどとても興味深い内容です。

グラビアページに登場する写真家のみなさんは錚々たる顔ぶれで、でも名前や作品が初めての人もいるので、今回知ることができて良かったです。掲載作品の販売価格が記載されている点もうれしいです。

今ちょうど中平卓馬さんの回顧展が開催されていますが、関連するコラム記事も掲載されているので、興味のある方はぜひ読まれてみてはいかがでしょうか。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。