岡嶋和幸の「あとで買う」

868点目:ブローニーフィルムのデジタイズに便利なホルダー

JJC「120フィルムスキャンホルダー」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

JJC「120フィルムスキャンホルダー」

透過原稿ユニット付きのフラットベッドスキャナーでフィルムスキャンするとき、付属のフィルムホルダーの使い勝手がいまひとつでストレスを感じることがあります。

またブローニーフィルムは面積が広いため歪曲し、平面性が悪くなることも。でもこの製品なら、マグネットにより開閉しやすく、フィルムの装着もスムーズに行えるでしょう。

PCシートによりフィルムが平坦になり、モアレの発生も軽減できるようです。フラットベッドスキャナーに限らず、例えばライトボックスの上にフィルムを置いてデジタイズするときにも使えて便利です。

裏面には滑り止めのシリコンパッドが付いているので、スキャナーのガラス面やライトボックスのアクリル面を傷付ける心配もありません。販売価格は4,000円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。