岡嶋和幸の「あとで買う」

854点目:交換レンズも余裕で収納できるカメラマンベスト

ドンケ「フォトベスト」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ドンケ「フォトベスト」

先日、カメラマンベストについて赤城耕一さん、加納満さんとSNSで意見交換をしているタイミングに発表されたこちらの製品。カメラバッグなしで、必要なものを合計12個のポケットに詰め込んで出かけることができます。

ただ、とても便利なアイテムだとは分かっていても、“報道カメラマンっぽい”ファッションになるため個人的に苦手な感じです。見た目はもちろん、地味なカラーリングもあまり好きになれない理由です。“ドンケっぽい”色合いですが、ブラックやネイビーなどほかのカラーバリエーションもあると良いです。メッシュ部分が多めで涼しそうですが、どのような服の上に着用するかが着こなしのポイントになるでしょう。

販売価格は2万2,000円前後で、サイズはS、M、Lが選べます。製品写真を見るとプレスパスやIDを入れられるクリアホルダーがありますが、こちらは着脱可能のようです。

実は私もカメラマンベストを1着だけ所有しています。でも一度も着用することなく10年くらい経過したため、東京・目黒にある写真家の鶴巻育子さん主宰のギャラリー「Jam Photo Gallery」で本日より開催の『蚤の市 & 写真なんでも相談室』に出品しました。

ほかにもフレーム、マット、プリント用紙、写真集など掘り出し物がたくさんあります。制作中の作品や予定している写真展の構成、カメラの使い方、写真集を作りたい、人生に迷っているなど、写真についてのお悩みプチ相談会も同時開催されます。

本日の午後からは私、明日の13時〜15時は大和田良さん、そのほかの時間帯には鶴巻さんが対応します。ぜひ気軽に遊びに来てください。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。