岡嶋和幸の「あとで買う」

830点目:35mmフィルムのデジタイズが簡単にできる

PictoScannerのスマホ用フィルムスキャナー

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

PictoScannerのスマホ用フィルムスキャナー

デジタルカメラやスマートフォンでフィルムをデジタルデータ化するためのアイテムはいろいろあります。これまで紹介したなかで一番魅力的に感じたのは、ブローニーフィルムに対応した735点目のロモグラフィーの製品です。

でも35mmフィルムのみという人は、今回見つけたこの製品も候補に入れてみてはいかがでしょうか。材質が厚紙というユニークな製品で、組み立ては簡単です。使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できます。LEDバックライトの電源は単三形乾電池が2本です。

ストリップフィルムとマウントされたフィルムのどちらもセットが可能。AndroidとiOSに対応した専用アプリをダウンロードして取り込みます。販売価格は7,000円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。