岡嶋和幸の「あとで買う」

495点目:インクジェットプリントを乾かすためのラック

URRACAの絵画乾燥棚

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

URRACAの絵画乾燥棚

212点目でインクジェットプリントの乾燥にも利用できるブックスタンドやディッシュスタンドなどを紹介しましたが、今回はもっとちゃんとした製品を探してみたいと思います。最初に思い浮かんだのはパターソンの「ラピッドプリントドライラック」というRC印画紙用の乾燥ラックです。インクジェットプリントでも使えるのですが、1万円もするのに5~10枚しか乾燥できないのでコストパフォーマンスはあまりよくありません。

他に良いものがないか検索してみたところ、絵画用の乾燥ラックがありました。絵画教室などで使うような頑丈なもので26枚の棚網があって、A3サイズのプリントを26枚、A4サイズなら52枚並べられる感じです。販売価格は2万7,000円前後です。棚板が20枚のタイプもあり2万円前後と、価格的、スペース的にこちらも良さそうです。類似品がたくさんあり、同タイプでもう少し価格を抑えたものも販売されています。

他のブランドでもっとコンパクトな製品がありました。棚板は16枚で、こちらは1万円前後とさらにお買い得な感じです。デジタルカメラマガジンのプリント連載の作業を自宅で行うとき足の踏み場がなくなることがあるので、前述の2製品より乾かせる枚数は少なくなりますがすごく役に立ちそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。