岡嶋和幸の「あとで買う」

251点目:畳めるクリップオンストロボ用リング型ディフューザー

サンコー「影スッキリフラッシュ」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

サンコー「影スッキリフラッシュ」

本連載でたびたび登場するサンコーの製品ですが、撮影アクセサリーもあるんですね。同じく登場回数が多い「Neewer」の製品もそうですが、手ごろなので思わず使ってみたくなります。

この製品はクリップオンストロボに取り付けて光を拡散するためのアイテムです。販売価格は2,000円前後と、類似品の中では最安値です。フラッシュ光を拡散するだけなら別にリング型である必要はないのですが、魅力は円形のキャッチライトですね。陰影を抑えた描写になり、瞳も生き生きとして見えます。人物に限らず花や小物などの撮影でも有効でしょう。コンパクトに収納できて気軽に携行できる点も魅力です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。