クルマとカメラ、車中泊

さっと食べられて・ぱっと片付けられるスピードメニュー

今回の1枚
我が天体観測所近くから。オリオン座はわかりやすいよね。冬を代表する星座だけど、オリオン座が見え出す頃は気付けばもう年末間近。冬の夜空は一等星が多く華やかで見飽きなくてなくていいよね。でも、水が冷たい! 外遊びも楽しいけれど、それが悩みの季節ですな

さて今日は食事の話題で、僕の定番メニュー。車中泊やキャンプといっても基本ソロなので、メニューはシンプル。ベースはオートミールです。山梨にあるMy天体観測所で過ごす時も基本はこれ。オートミールはオート麦を蒸して圧延加工したものですが、水分を加えて粥状にして食べますね。普通はお湯や牛乳でお粥にするんじゃないかな。あ、あとハンバーグに入れたりもするかな。

でも僕は水だけなんです。水を注いでしばらく置くだけ。1分くらい置いた状態が下の写真です。

はじめの頃は水だけだと食べにくいなと思ったんだけど、慣れちゃうとこれが1番美味しく感じるようになっちゃうから不思議だよなあ。でもやっぱり、オートミールだけだと飽きちゃうのでグラノーラを加えます。1番好きなのは「日清シスコ ごろグラ いちごづくし」! いちごの酸味が爽やかなのですよ。さらに「なとり ペンシルカルパス」これでお食事、一丁あがり!

まとめるとこんな感じ。オートミールで炭水化物、植物性タンパク質と食物繊維、グラノーラで糖質とビタミン、カルパスで脂質と動物性タンパク質って感じかな。1食分はオートミール30〜40g+グラノーラ30〜40g+カルパス2本。塩分0.8g、水は全体で300cc。カロリーは350kcal前後になるみたいです。どうです? わりとバランスの良い食事だと思うんだけど。あとはこれに、同じものを食べ続ける覚悟を加えるだけです笑 もちろん友人と合流したら、BBQで暴飲暴食しますけどね!

そして食事の後は後片付け。これも簡単に済ませたい。そこでアルカリ電解水で汚れを落としティッシュで拭うだけ。重曹は汚れ物が多い時や手洗い、小物の洗濯に使います。料理に使うこともあるので、食品用(食品添加物)を選んでいます。

ダイソー アルカリ電解水クリーナー280ml 落ち落ちV
ダイソー ソフトコンパクトティッシュ
ダイソー 重曹 食品添加物

そもそもオートミールやグラノーラではそんなに食器は汚れないね。そこにアルカリ電解水を一拭き、ちょっと置いたらティッシュで拭えばこの通りピカピカ。アルカリ電解水は水を電気分解してアルカリ性にしただけなので、環境中で中和されてただの水に戻ります。だから濯ぎがいらないんだよね。

で、写真の通り出てくるゴミも少ないの。これならガソリンスタンドで捨てさせてもらえるし、持ち帰るにしても困らない。カルパスは個包装なのでゴミが出るけど、これは夏場の日持ち対策だから仕方ない。冷蔵庫が要らなくなるので。

すでにお気づきと思うのだけど、これら食事と片付けは全部水対策につながっているんです。車中泊にしてもキャンプにしても、水の入手と排水は重要な課題だからですね。

うちの観測所にはトイレはあるけど、水は出ないのです。200mほど離れたところに友人の小屋がありそこに井戸があるから水の入手自体は困らないのですが、じゃぶじゃぶ使えるわけではありません。だから水の使用量を極力減らすようにしているんです。ちなみにこの食事で1日静かに過ごした場合、飲み水も入れて3Lくらい。かなり節約できますね〜。

あちこちで車中泊をするわけですが、車中泊の時はいつもこの食事。このスタイルにしてから10年以上すぎてますが、オートミールやグラノーラは地方のスーパーでも買えるようになってきました。10年前だと東京でしっかり準備してから出かけなければならなかってけど、今は出かけた先で調達することがほとんどです。長期の車中泊のとき、ゴミに困ったら思い出してみてくださいね。

食後に発生したゴミはこれだけ。カルパスの包装2つとティッシュ2枚

そして最後に、土地ゲットの勧め。この天体観測所を手に入れてから30年ほどになります。設備は自分のものですが、土地は借りています。山の中では小さな土地なので借地料も微々たるものです。

しかしその恩恵は計り知れず。目的の天体観測だけでなく、仕事で京都や大阪に出張する際も仮眠場所として使っています。また、ここを拠点に八ヶ岳や諏訪湖、霧ヶ峰などに遠征撮影しているのです。車中泊が一般化してきているとはいえ、どこでも自由に車中泊できるわけではありませんし、のんびりキャンプとなると尚更ですよね。お気に入りの場所があるなら近辺に土地を探してみましょう。

車を数台置ける程度の土地があれば十分です。最初は借りて、10年付き合ってみてお財布と環境が許すならその土地を買うか、改めて広い土地を探せば良いのではないでしょうか。

何よりも、予約なしでいつでも自由に使える自分専用のサイトがあることは、アウトドア好きにとってこの上なく便利で、心のゆとりももたらしてくれること間違いなしです!

1962年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社マガジンハウス入社。社員カメラマンを経て2010年にフリーランスとなる。主に風景・星景を撮影し、星空の撮影は中学校で天文部に入部した頃からのライフワーク。またドローンでの撮影や、国家資格の審査員も行なっている。コロナ禍の影響で拠点を九十九里に移してから、ネット通販、特にAmazonの利用機会が増加。ちょっとくらい評価が悪くても買ってしまう“密林の探索者”を自認している。