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SIGMA dp2 Quattro

大きく進化したFoveonセンサー搭載コンパクト

SIGMA dp2 Quattro。発売日と価格は未定

 dp Quattroシリーズは、APS-Cサイズ相当の新型Foveon X3ダイレクトイメージセンサー「Quattro」を搭載するレンズ一体型のデジタルカメラ。レンズの違いで下記の3モデルを用意する。

  • dp1 Quattro(35mm判換算28mm相当、F2.8)
  • dp2 Quattro(同45mm相当、F2.8)
  • dp3 Quattro(同75mm相当、F2.8)

 新センサーは3層構造としてのトータルの画素数は従来よりも減っているが、センサーの構造などを工夫したことで、1層当たりの解像度を従来の4,800×3,200ピクセルから5,424×3,616ピクセルに増やした。

 総合的には約30%の解像度向上としている。これは、一般的なベイヤー配列のセンサーに換算すると約3,900万画素相当という。

 今回、3層のうち最上位層の画素数を増やしておけば、画素数の少ない下2層においても最上位層と同じ解像力が得られる画像処理技術を開発した。3層とも高画素化するのに比べて、処理するデータ量が低減できるのがメリットになる。

 3機種のうち、dp2 Quattroが最も早く発売される見込みとなっている。そこで今回は、dp2 Quattroについてお伝えしたい。

外観

 グリップ部分にはバッテリーが収まっている。また従来のDP2 Merrillと異なり、記録メディアスロットがグリップと反対側に移動した。底面の一部にラバーが貼られているのも従来と異なる点だ。

グリップ部分にはバッテリーが収まる
記録メディアスロットはグリップと反対側にある
底面にはラバーを配した
バッテリーは2個付属する
予備バッテリーをストラップに付けておくためのケースも付く
複数のバッテリーを管理するためのシールも同梱されていた。5色あるので5つまでのバッテリーに貼ることができる
同梱のストラップ。目立つ場所にロゴは無い
化粧箱

 オプションとして外付けの光学ファインダーとフードが用意される。光学ファインダーは従来機の角形から丸形になり少し大きくなった。覗いたところ大変クリアな見え味だった。接眼部がラバーになっているのもメガネ使用者にはうれしい配慮だ。

 フードはプラスチック製。ファインダー使用時に被写体が見やすいように切り欠きがある。

外付け光学ファインダーとフードを装着したところ

 本体自体は薄い板状で、そこにグリップが付く形状となっている。特徴的なのはグリップがボディ後方に大きく張り出す形状になっていることだ。

 横位置で持つとはじめ違和感があるが、あまり力を入れずに軽く握るとほどよくホールドできた。上部のダイヤルやボタンも操作しやすい位置にある。

 縦位置撮影も一般的なカメラ同様に2パターンで行える。特に、縦位置でシャッターボタンを下にする持ち方では、グリップが後方に出ていることで、右手の各指がフィットして使いやすい印象を受けた。グリップが前側に突出しているタイプのカメラには無いメリットだと感じた。

 なお、いずれの持ち方でも右手のみでは安定してホールドすることは難しいようだ。左手をレンズに添えるのが基本的な持ち方になるだろう。

画面写真

・メニュー画面

・撮影画面(一例)

・再生画面(一例)

・設定画面(一例)

MODEボタンを押したところ
QS(クイックセットメニュー)ボタンを押したところ
MF時
フォーカスポイント切り替え
最高感度はISO6400
トーンコントロールでは画の階調を変えられる
カラーモードには、シネマやサンセットレッドなどが新しく加わった
21:9というデジタルカメラでは珍しいアスペクト比は、映画用ワイドスクリーンの比率だ(dp Quattroシリーズは動画機能は非搭載)
2つに増えたダイヤルそれぞれのカスタマイズも可能
QSメニューのカスタマイズもできる

・起動画面

SIGMA DP2 Merrill(右)との比較

(本誌:武石修)