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Nikon 1 AW1

世界初の防水耐衝撃ミラーレス

 ニコンが10日に発売するミラーレスカメラ「Nikon 1 AW1」の試作機をお借りできたため、外観写真を中心にお届けする。製品版とは細部が異なる可能性がある点をお含み頂きたい。

 Nikon 1 AW1は、発売済みのスタンダード機「Nikon 1 J3」(2013年2月発売)のカメラ性能をベースに、水深15m防水・高さ2mの耐落下衝撃性能などを持たせたモデル。レンズ交換可能なデジタルカメラとして、防水・耐衝撃性能を有するものは世界初としている。

 組み合わせるレンズも防水耐衝撃仕様になっている。標準ズームレンズ「1 NIKKOR AW 11-27.5mm F3.5-5.6」は水中でも鏡胴を回してズーミング可能。28mm相当の単焦点レンズ「1 NIKKOR AW 10mm F2.8」も発売が決まっている。

 マウント部にはOリングを配し、バヨネットマウントの外側を密閉するような構造になっている。ボディキャップとレンズリアキャップもそれぞれ特別なものだ。

AWレンズのマウント部
ボディ側のマウント部。防水性は損なわれるが、通常のNikon 1レンズも装着可能としている
AW1のボディキャップ(左上)とAWレンズのリアキャップ(右上)。通常のキャップ(下)と異なる

 ボディサイズはNikon 1 J3に対し幅・高さ・厚さがそれぞれ約1cmずつ大きくなっており、フラットタイプのマイクロフォーサーズ機に近い持ち心地と感じた。バッテリーとSDカードを含む本体重量はJ3の244gに対し、約356g。Nikon 1は元々がレンズも含め軽い部類なだけに、ずっしりとした感覚がある。

 エントリークラスのNikon 1 S1などカラフルで軽快なイメージもあるNikon 1だが、このAW1はメタリックな素材感のソリッドさが特徴的。カラーは日本ではシルバー、海外ではブラックとホワイトも発表されている。

 今回は実写撮影不可の個体をお借りしたが、Nikon 1 J3相当というカメラ性能から、いわゆる防水コンデジとはクラスの違う画質を楽しめることは間違いないだろう。現在ラインナップされているAWレンズ2本も、光学系は発売済みの同スペックのものと同様という。

 これまでにも、特にオリンパスなどのミラーレス機は水深40m程度に対応する水中ハウジングを純正でラインナップしており、単体で10m程度潜れる防水コンパクトデジカメと、サードパーティの一眼レフカメラ用ハウジングの間に位置する、いくぶん手軽な水中撮影の環境が用意されていた。Nikon 1 AW1は専用アイテムが不要なことから、陸上の普段使いカメラとして使いつつ、レジャーの機会には防水耐衝撃性能が威力を発揮する、という使い方も想定できるだろう。

 なお、GPSや電子コンパスといった装備も抜かりない。使用バッテリーは「EN-EL20」でNikon 1 J3/J2/J1/S1、COOLPIX Aと共通。側面のネジで固定する外付けグリップや、3色から選べるシリコンジャケットなどを別売で用意している。

画面写真

・撮影画面

・モードセレクト

メニュー画面
メニュー画面で「撮影モード」を選んだところ
Nikon 1 AW1では、背面右手親指位置のアクションボタンを押しながらカメラを傾けると、モードセレクトなどの操作を素早く行なえる。グローブ着用時の操作性に配慮した

・メニュー

メニュー画面でアクションボタンを利用すると、表示コントラストが高くなり、明るい場所でも画面が見やすいというアウトドア表示(右)に切り替えられる

・再生画面

アクションボタンを押しながらカメラを傾けて、画像めくりが可能。動画の早送りも行なえる

・アクションボタンなどの操作イメージ(動画)

(本誌:鈴木誠)