【新製品レビュー】ライカM9

“ライカ判”を手に入れた孤高のレンジファインダーカメラ
Reported by 河田一規

 フォトキナ2006でのライカ「M8」発表から約3年。2009年9月9日にライカ「M9」が正式発表された。わざわざ9が並ぶ日付の、しかも発表会が行われたニューヨーク時間の朝9時(実際にはちょっと遅れたけど)という9づくしの日時を狙ったのはもちろんM9の「9」にちなんだためだが、生真面目に思えるドイツの人たちが、こういう数字遊びみたいなところにこだわるのは面白い。

 M8とM9の最大の違いは撮像素子の大きさだ。M8がAPS-Hサイズなのに対し、M9はフルサイズの撮像素子を搭載している。ちなみに我々が普通に呼んでいる「フルサイズ」とは35mm判フィルムカメラの画面サイズのことだが、この36×24mmという画面サイズはもともとライカが考案したもの(映画用フィルムを使い、映画の2コマを1画面としたダブルフレーム)で、俗に「ライカ判」ともいわれている。つまりフルサイズ=ライカ判なわけだが、M8が登場したときにはライカ判の始祖であるライカ自身がライカ判じゃなくてAPS-H判なのはケシカラン! という声が世界中のライカファンから上がったほど。

 というわけで、念願かなってライカ判撮像素子を得たM9を解析していこう。


フィルムM型ユーザーへの配慮がうかがえるボディ厚

 まずはボディ外観であるが、基本的なデザインはフィルムベースのいままでのM型ライカと同じ。ただし、フィルムのM型各機に比べるとボディは少し厚い。フィルムのM型ライカを使ったことがある人がM8やM9を手にしたとき、真っ先に気になるのが、このボディの厚みだろう。わずか数mmの違いなのだが、長年のM型ライカユーザーにとっては手のひらが覚えている部分だけに結構気になるようだ。

 しかし、これはしょうがない。フィルムのM型はシャッター幕の後ろにはガイドレールと圧板、そして裏ブタがあるだけだが、デジタルではシャッター幕の後ろにフィルターセット、撮像素子、回路基板、液晶モニターなどを重ねるように配置せねばならず、薄型化には限界がある。むしろ、M8やM9はデジタルにしてはボディの肥大化をよく抑えているといえるだろう。エプソン「R-D1」と同じようにレンズマウント面をボディから数mm出っ張らせるなどの工夫はM9にも取り入れられているが、こういった配慮により、フィルムベースのM型ライカを使っていた人でも何とか許容できるボディ厚に抑えられていると思う。

 なお、130×37×80mm(幅×奥行き×高さ)というボディの大きさは、前モデルのM8とまったく同じ。M8の撮像素子はAPS-Hサイズであったが、シャッターユニットはフルサイズ用のものが流用されていたので、M9で撮像素子サイズがフルサイズへ大きくなってもボディサイズには直接の影響はなかったわけだ。

 いずれにせよ、おおよそ36×24mmサイズの撮像素子を搭載したフルサイズ機の中では、いまのところM9は最小最軽量となる。しかもバックフォーカスの短いレンジファインダー用レンズは、広角~中望遠までなら同じスペックの一眼レフ用レンズより小型だから、レンズとボディを組み合わせたシステムとしては、フルサイズ一眼レフカメラよりもかなりコンパクトにまとめることができる。もちろん、機構上ズームレンズがない(多焦点レンズならある)とか、望遠レンズが最長でも135mmまでとか、距離計が連動するのは最短でも70cmまでといったレンジファインダー機ならではの数々の制約はあるが。

フレームは28mmから75mmまで6種類

 レンジファインダー機構そのものはM7やMPのファインダー倍率0.72倍バージョンとまったく同じものが組み込まれている。ただし、前述したようにM7やMPにくらべてM8およびM9はボディが数mm厚いため、その分アイポイントが後退し、ファインダー光路長がやや長くなる。このため、ファインダー倍率は0.68倍と、M7やMPに比べてやや低くなる。

 ファインダーから距離計窓までの距離=基線長はM7やそれ以前のライカと同じ69.25mmだが、これにファインダー倍率=0.68を掛けた有効基線長は47.1mm。0.72倍のM7やMPは有効基線長49.86mmだから、M9の有効基線長はちょっと短い。以前、M9のプロダクトマネージャーであるステファン・ダニエル氏にそのあたりをインタビューしたことがあり、135mmレンズのピント精度は大丈夫なのか尋ねたところ、ちょっと測距精度が危ういので2~3段絞って使ってくれという答えだった。なかなか正直である。もちろん、これは被写界深度が浅くなる近距離撮影での話で、遠距離撮影では問題ない。

 内蔵するファインダーフレームは28mmと90mm、35mmと135mm、50mmと75mmの3セット6種類。常に2種類のフレームが同時に表示される。視野率は撮影距離1mのときにおおよそ100%になるよう調整されており、撮影距離に応じてパララックスも自動補正されるが、1mよりも近距離あるいは遠距離では視野率は低下する。

ファインダーの基線長は69.25mm。ファインダー倍率は0.68倍なので、有効基線長は47.1mmとなる。レンジファインダーそのものはフィルムのM7やMPと同じものが組み込まれているボディ正面、ファインダー対物窓下にあるのはファインダーフレームセレクターレバー。M型ライカではレンズを装着すると、それに対応するフレームが自動的に表示される仕組みだが、装着したレンズとは別のフレームを表示させたいときにはこのセレクターレバーを使用する。別の焦点距離のレンズへ交換するときなど、画角を事前に確認したいときに有効だ

ライカの哲学を感じるシンプルな操作系

 一般的なデジタルカメラに比べ、M9の操作系は比較的シンプルだ。ボディ上面にはシャッターダイヤルとシャッターボタン、そしてシャッターボタンと同軸上に配された電源スイッチ兼ドライブモードレバーがあるだけ。M8ではボディ上部左手側に撮影可能残数と電池残量を示すモノクロ液晶のステータス表示があったが、M9ではそれが廃止され、代わりに「info」ボタンを押すことで液晶モニターにカードと電池の残量が表示されるようになった。

カメラ上部の操作部材はシャッターダイヤルとシャッターボタン、電源スイッチ兼ドライブモードレバーだけM8およびM8.2ではボディ左手側上面にコマ残数と電池容量を示す丸い液晶表示があったが、M9では廃止され、ボディに段が付けられた
上部液晶表示が無くなった代わりに、M9では「INFO」ボタンを押すことで電池とSDメモリーカードの残量が示されるようになった。6bitコードで読み取ったレンズの種別も表示される再生画面で「INFO」ボタンを押すとこのような表示に切り替わる。ヒストグラムはRGB別だけでなく、マスター表示にも切り替え可能

 いちいちボタンを押さないと表示されないのは不便といえば不便だが、M8では5段階表示だった電池の残量がパーセント刻みで詳細に表示できるのはありがたい。パーセント刻みの残量表示は電池側に対応する仕組みがないと実現できないが、M9用の電池はM8と同じものであることを考えると、すでにM8開発時に電池側だけはパーセント表示が行えるよう仕込まれていたわけだ。

 液晶モニターに表示されるメニューはタブ分けされていない、すべての項目が一直線につながったものだが、最近のデジタル一眼レフカメラに比べると設定項目があまり多くないため、タブ分けされていなくても特に使いにくいことはない。また、一般的なメニューの他、ホワイトバランスや解像度といった基本的な項目は「SET」ボタンを押すことで表示されるSETメニューで設定する仕組み。

 M8ではISO感度や露出補正といった使用頻度の高い項目までこのSETメニューに組み込んでしまったのが不評だったが、M9ではISO感度は独立したボタンで設定できるようになった。また、露出補正についてはSETメニューだけではなく、背面電子ダイヤルの単独操作、もしくはシャッター半押し+電子ダイヤルの回転で、よりクイックに操作できるようなった。露出補正操作の改良についてはM8のマイナーモデルチェンジモデルであるM8.2でも実現されていたが、フルモデルチェンジされたM9においても露出補正ボタンなどを安易に設けないあたりには、ライカのカメラ操作に対する哲学を感じる。

「ISO」ボタンを押すと、このように設定できるISO感度が一覧表示される。ISOボタンを押しながら十字キーもしくは電子ダイヤルで選択する「SET」ボタンを押すと、通常のMENUとは別に頻度の高い項目だけが設定できる画面が表示される。M8ではISO感度設定もここで行なう方式だった
十字キーの周りは電子ダイヤルになっており、再生時はこれを回すだけで拡大される露出補正は初期設定ではSETメニューから行なう方式だが、電子ダイヤルの単独回転もしくはシャッターボタン半押し+電子ダイヤルで行なえるよう設定変更が可能

 なお、AEロックに関してはこれまでのライカ製自動露出カメラと同じく、シャッター半押しでAEロックがかかるようになっている。このAEロックをうまく使えば、露出補正を行わなくても露出コントロールは容易に行えるし、使いやすい位置にあるシャッターダイヤルを「A」位置から外せば即座にマニュアル露出へ移行できる。

 しかもシャッターダイヤルはアナログダイヤルにもかかわらず半段刻みの設定が可能で、とても使い勝手がいい。このため、筆者の場合はほとんど露出補正は使わず、補正が必要な場合は即マニュアル露出に切り替えてしまうことがほとんどだ。

液晶モニター横に並んだ5つの操作ボタン。数はM8と同じだが、上から3番目はM8では「PROTECT」だったのが、M9では「ISO」に変更されたUSB端子はボディ左手側に装備

メディア交換もフィルムライカの趣き

 記録メディアはSDおよびSDHCメモリーカード。残念ながらSDXCメモリーカードには対応していないが、動画撮影は行なえない静止画専用機であること考えると、SDHCの最大32GBで容量的な不足感はまずない。

 電池の方はM8と同じものだが、CCDが大きくなり消費電力が上がったのか、公称撮影可能枚数はM8の500枚から400枚へとダウンした。電池の持ちは少しでもいいほうがありがたいのは当然だが、実用でもあまり再生を行わなければ300枚以上は撮影可能なので、まあ許容範囲内といえるのではないだろうか。

 記録メディアや電池の交換はベースプレートを外して行なう方式で、これは銀塩レンジファインダーライカでフィルムを交換するときの手順と同じ。M9の場合、フィルムのライカとは違ってベースプレートを外してももう1枚パネルがあるので、ボディ内の遮光は確保されている。にもかかわらずベースプレートの裏側がフィルムライカのそれと同じようにちゃんとマットブラックで塗装されているのは面白い。

M8と同じ3.7V、1900mAhの電池。端子が露出していないので、ポケット内でキーホルダーなどと接触してもショートしにくい安全タイプ右はM8に付属のチャージャー。左はM8.2、M9に付属のコンパクトチャージャー。小型化され、旅行にも持って行きやすくなった。ACだけでなくDC12/24Vにも対応しているので、クルマでも充電可能
左はM9、右はM6。M型ライカ伝統の底ブタ=ベースプレートを外してメディアを交換する伝統はデジタルでも健在だ。さすがに裏ブタは開かないが

ほとんどのMマウント・Lマウントレンズを使用可能

 M9に装着できるレンズはM8と同様で、ほとんどのMマウントレンズおよびL-Mマウントアダプターを介してライカスクリューマウントレンズが装着可能。ただし、後玉がマウント後方へ大きく飛び出た対称型光学系をもつ「スーパーアンギュロン21mm」などの広角レンズは、露出計受光部への光路を遮ってしまうため、撮影は行なえるが露出計が使用できない。また、「近接ズミクロン50mm」や「初代ズミルックス35mm」の一部など、装着はできてもピント位置によってはボディ内部とレンズが干渉してしまい、事実上使用できないレンズもいくつかある。

 さらにスーパーアンギュロン21mmなどの超広角レンズ、とくに対称型光学系の広角レンズでは、長辺側画面の左右に色かぶりが生じてしまう。これは撮像素子に対する光の入射角度があまりに急角度なためで、同じ画角でも対称型ではなく、レトロフォーカスタイプの広角レンズなら、症状はほとんど気にならない程度か、まったく発生しないものもある。

 スーパーアンギュロン21mmはファンの人が多く、これがM9でまともに使えないのはちょっとイタいが、IRカットなどのフィルターセットと撮像素子の位置関係、そして撮像素子が許容する光の入射角度を考えると、致し方ないかなという気もする。道義的にも数十年前に発売されたレンズまで完璧にフォローしろというのは、あまりにも酷であろう。あとはファームアップなどで色かぶりが解消されるのを期待したい。

本来はM3用のいわゆるメガネ付き35mmも装着可能。写真は「ズミクロン35mm F2」。メガネ付きレンズはカメラの外観がガラッと変わるのが面白い。また、普通のズミクロンは最短撮影距離が70cmだが、メガネ付きは65cmと少しだけ近いのもいい

ビゾフレックスも使用可能

 ライカには「ビゾフレックス」というレンジファインダーカメラを一眼レフカメラ化できる画期的なアクセサリーが1970年代あたりまで用意されていたが、このビゾフレックスもM8、M9に装着可能だ。ただしビゾフレックス2型は高さが足りなくてプリズムファインダーが合体できないのと、形状的にシャッターボタン連動アームがセットできない。ビゾフレックス3型ならシャッターボタン連動アームの位置がわずかにズレるが、とりあえず使用上は問題なく連動し、使用可能だ。

 ビゾフレックスはすでに製造中止されているので、中古で探すしかないが、ライカアクセサリーの中では不人気なので比較的安価に手に入る。M8やM9でマクロレンズや望遠レンズを使いたいという人はチャレンジしてもいいだろう。ピントがマニュアルなのはもちろん、絞りも手動のプリセット式になるなど、使い勝手は決していいとはいえないが、操作する楽しみは濃厚に味わえるはず。ビゾフレックス用の「エルマー65mm F3.5」を入手すれば、かなり高倍率なマクロ撮影も可能だ。

ビゾフレックス3型を装着したところ。レンズは「エルマー65mm F3.5」ビゾフレックス3型側のシャッター連動レバーはご覧の通り数mmほどM9のシャッターボタンとズレが生じるが、実用上は問題なく連動する

容易になった6bitコード対応

 M8登場以降、ライカではレンズマウントに6桁の白黒パターンを記した6bitコード化を進めてきた。6bitコードが付いたレンズをM8に装着することでレンズの種別を読み込み、周辺光量補正などに役立てる一方、Exifタグへ焦点距離データを入れる仕組みである。もちろん、6bitコードがないレンズでも周辺光量補正を含む画像補整やExifへの書き込みといった恩恵を気にしなければ撮影は可能だ。

これが6bitコード。レンズの種別がコード化されている。例えば同じズミクロン50mmでも光学系の違いにより6bitコードも異なるボディ側の6bitコード読み取り部

 M9でももちろん6bitコードは検出される仕組みだが、それとは別にレンズの種別をメニューから手動で設定できるようになった。これはM8ユーザーがもっとも望んでいた改良だろう。また、M8ではボディ内のIRカットフィルターの効果不足により、赤外かぶりを起こすという問題があったが、M9ではボディ内のIRカットフィルターが強化され、レンズ側にUV/IRカットフィルターを装着する必要はなくなった。

メニューのレンズ検出を「オート」にすると6bit付きレンズは自動的に認識される。「マニュアル」にすると、レンズ名が一覧表示され、そこから手動で選択できるので、6bitコード付きレンズでなくても、レンズを認識させられるようになったM8では赤外かぶりを防ぐため、レンズにUV/IRカットフィルターを装着する必要性が高かったが、M9ではボディ内のIRカットフィルターが強化されたので、レンズ側にUV/IRカットフィルターを装着しなくてもよくなった

ローパスレスならではのシャープな描写

 M8もそうだったが、M9にはローパスフィルターは装着されていない。ローパスフィルターはモアレを防ぐために、一旦結像した像をボカす役割があるのだが、M9ではモアレ除去は画像処理で行なうこととし、ローパスフィルターを省いたのだ。結像をボカすローパスフィルターがないということは、レンズの性能がダイレクトに撮像素子に反映されるということであり、個性的なレンズ描写を楽しみたいM9のようなカメラにはとてもマッチした方式だと思う。ローパスでボカさないので、描写がとてもシャープなことも利点である。

 M9はフルサイズの1,800万画素ということで、画素ピッチにも比較的余裕がある。そこで高感度性能にも期待したいところだが、M9が採用するコダック製CCDはもともと高感度性能をあまり追求していないので、高感度時のノイズ量はそれほど少なくはない。最近の優秀な国産一眼レフカメラでは感度を上げても臨界感度まではほとんどノイズが出てこない機種が多いが、M9の場合は感度を上げれば、それに比例してノイズは正直に増えていくタイプだ。

 また、JPEGとRAWで画質差が大きいのも気になるところ。M8よりはJPEGとRAWの画質差は小さくなったと感じるが、解像感やハイライト側の階調ディテールなど、依然として小さくない差がある。画質を気にするのならば、基本的にはRAWで撮るべきカメラだと思う。色再現については、初期設定のままであればそれほど彩度は高くなく、特定の方向への色偏りも少ないので扱いやすい方だと思う。

JPEGで撮影したカット(リンク先はリサイズなしの画像)RAWで撮影し、Lightroomで現像後、JPEGに変換した画像(リンク先はリサイズなしの画像)
上記画像の100%比較。JPEGよりもRAWの方が相当に解像感がある

デジタルになっても不滅のライカ

 レンジファインダー式のデジタルカメラはエプソンR-D1シリーズとライカM8、M8.2、そしてM9しかないわけだが、人間と機械が協調して作品を作れるという意味で、いずれも非常にちょうどいい手間を必要とするカメラ達だと思う。

 レンズ交換式カメラとしては一眼レフカメラが確固たる立場を築き、その一方でマイクロフォーサーズを始めとするミラーレスカメラが機会をうかがう昨今だが、やはりカメラは常にいろいろなタイプが存在していて欲しいわけで、レンジファインダーという形式もぜひ応援したい。

 もちろん、カメラとのマッチングは人それぞれだから、レンジファインダーなんて面倒なだけと感じる人も多いだろうけど、逆にレンジファインダー機こそ自分の撮影スタイルに合っているという人も決して少なくはないはず。特にM9は装着できるレンズのイメージサークルをフルに活用できるという点で、R-D1やM8に対してアドバンテージがある。ピント合わせの感覚など、基本的なカメラ操作が1954年に登場した「M3」から変わっていないというのも面白い。

 筆者はフィルムのM型と並行してM8やM9を使っているが、フィルムとデジタルを同時に使ってもこれだけ違和感が少ない組み合わせは珍しい。それはライカのカメラに対する哲学というか、考え方が不変だからだろう。デジタルになってもライカはあくまでもライカなのだ。

 いろいろと制約の多いカメラだけど、それだけに使いこなす面白さが存分に味わえる。M9はそういうカメラである。

実写作例

  • 作例のサムネイルをクリックすると、RAWからJPEGに現像したリサイズなしの画像を別ウィンドウで表示します。
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約5.5MB / 3,468×5,212 / 1/500秒 / F5.6 / 0EV / ISO160M9 / ノクティルックスM 50mm F1.0 / 約3.1MB / 5,212×3,468 / 1/500秒 / F1.0 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約3.4MB / 5,212×3,468 / 1/60秒 / F2 / +0.7EV / ISO320M9 / エルマリート21mm F2.8 ASPH.21mmF2.8アスフェリカル / 約6.5MB / 3,468×5,212 / 1/250秒 / F8 / 0EV / ISO160
M9 / エルマリート21mm F2.8 ASPH.21mmF2.8アスフェリカル / 約6.4MB / 3,468×5,212 / 1/350秒 / F8 / 0EV / ISO160M9 / エルマリート21mm F2.8 ASPH.21mmF2.8アスフェリカル / 約6.4MB / 5,212×3,468 / 1/350秒 / F8 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約7.0MB / 5,212×3,468 / 1/180秒 / F5.6 / 0EV / ISO160M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約4.9MB / 3,468×5,212 / 1/350秒 / F5.6 / 0EV / ISO160
M9 / ウルトロン28mm F2 / 約2.9MB / 3,468×5,212 / 1/4,000秒 / F5.6 / 0EV / ISO160M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約3.3MB / 3,468×5,212 / 1/1,000秒 / F2 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約5.5MB / 3,468×5,212 / 1/500秒 / F5.6 / 0EV / ISO160M9 / ウルトロン28mm F2 / 約4.5MB / 5,212×3,468 / 1/1,000秒 / F5.6 / 0EV / ISO160
M9 / ウルトロン28mm F2 / 約4.9MB / 3,468×5,212 / 1/1,000秒 / F5.6 / 0EV / ISO160M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約3.4MB / 3,468×5,212 / 1/500秒 / F5.6 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約3.8MB / 3,468×5,212 / 1/500秒 / F5.6 / 0EV / ISO160M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約3.7MB / 3,468×5,212 / 1/60秒 / F4 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約3.6MB / 5,212×3,468 / 1/20秒 / F2 / 0EV / ISO160M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約4.3MB / 3,468×5,212 / 1/500秒 / F8 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約5.4MB / 3,468×5,212 / 1/1,000秒 / F8 / 0EV / ISO160M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約5.4MB / 3,468×5,212 / 1/710秒 / F8 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約5.0MB / 3,468×5,212 / 1/710秒 / F8 / 0EV / ISO160M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約3.2MB / 5,212×3,468 / 1/1,000秒 / F8 / 0EV / ISO160
M9 / ズミクロンM 50mm F2 / 約4.2MB / 5,212×3,468 / 1/1,000秒 / F8 / 0EV / ISO160M9 / ウルトロン28mm F2 / 約6.3MB / 3,468×5,212 / 1/500秒 / F8 / 0EV / ISO160
M9 / ウルトロン28mm F2 / 約5.0MB / 3,468×5,212 / 1/500秒 / F8 / 0EV / ISO160




河田一規
(かわだ かずのり)1961年、神奈川県横浜市生まれ。結婚式場のスタッフカメラマン、写真家助手を経て1997年よりフリー。雑誌等での人物撮影の他、写真雑誌にハウツー記事、カメラ・レンズのレビュー記事を執筆中。クラカメからデジタルまでカメラなら何でも好き。最初に買ったデジカメはソニーのDSC-F1。

2010/4/7 00:00