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みずがめ座エータ流星群が極大。5月6日(火)7日(水)の明け方が見頃

提供:国立天文台

みずがめ座エータ流星群が5月上旬に極大を迎える。国立天文台によると、極大は5月6日(火)12時頃と予想されており、日本では5月6日(火)と翌7日(水)の3時頃が観測の好機としている。今回は月明かりの影響を受けず条件よく観察できるという。

ハレー彗星を母天体とするこの流星群は、日本では放射点が低いため南半球ほど多くの流星は見られないものの、毎年観測される主要な流星群の1つ。

観測に適した時間帯は明け方の約1時間半と限られており、空の暗い場所では1時間あたり5〜10個程度の流星が観測できるという。今回の流星群の観測可能期間は比較的長く、5月3日(土)〜5月9日(金)頃まで続くとしている。

流星は放射点から出現し、放射状に空全体へと流れる。みずがめ座エータ流星群は放射点があまり高くならないため、経路が長く見える流星が目立つという。観測時は屋外の暗さに目が慣れるまで15分以上継続することが望ましいとのこと。

本誌:佐藤拓