デジカメアイテム丼

シータ棒などでのWi-Fiリモート撮影が捗るアイテム

エツミ「モビクランプ」ほか

 エツミが発売した「モビクランプ」は、最近メジャーになった“自撮り棒”の手元にスマホを固定できるアイテムだ。“手元に”というのがポイントで、スマホからリモート撮影できるデジカメの使用を意識した製品である。

モビクランプ使用例

 自撮り棒の用途は、これまでコンパクトデジカメのセルフタイマー撮影が主だった。記念撮影を行なうにあたり、携帯三脚を持ち歩くより身軽で、カメラから手を放さなくて済む安心感もあった。知る人ぞ知る便利グッズ、という存在感だった。

 近年はWi-Fiリモートに対応したカメラが増え、手元でフレーミングを確認しながら撮ることも可能になった。それを自撮り棒の利便性と融合させるのがモビクランプだ。発売は12月10日。価格は税込2,268円。

シータ棒と組み合わせてみる

 今回は、Wi-Fiカメラといっても少し趣向を変え、リコーの全天球カメラ「RICOH THETA」と組み合わせてみた。

 シータ棒には同社の「セルフ撮りスティック」(21〜108cm。税込2,808円)を用いた。量販店に並ぶ自撮り棒の中でも手頃な製品で、カメラ台がTHETAにピッタリの小型サイズだ。

セルフ撮りスティック(左)とモビクランプ(右)
セルフ撮りスティックの縮長は21cm
カメラ台が小さくTHETAにマッチする
付属のホルダーを使えば、スマホ自撮り棒としても使える

 シータ棒を使った(=カメラを自分から遠ざけた)撮影では、THETA単体でシャッターを切ることができない。スマホアプリをリモコンにして、手元でアプリ上のシャッターボタンを押す必要がある。

 そんな時に、モビクランプでスマホをシータ棒に固定できると、片手を多少フリーにできて便利というわけだ。

モビクランプで固定したスマホからTHETAをリモートレリーズ

 シータ棒への取り付けは、クランプでパイプを挟むだけとシンプル。25mm幅までのパイプに固定できるという。スマホアダプターの固定幅は45〜70mmとしており、iPhone 6でも大丈夫だった。

 iPhone 6 Plusなどさらに大きな端末では、クランプからスマホアダプターを取り外して、別売の「スマートフォンアダプターLL」(税込1,296円)に付け替えるとよいかもしれない。スマホの位置がシータ棒の真上でなく横にくるが、そこまで使い勝手は変わらないはずだ。

スマートフォンアダプターLL(左)とセルフ撮りスティックに付属のホルダー(右)。iPhone 6はどちらも対応

 こうしたWi-Fiデジカメのトレンドも踏まえつつ小粋なアイテムを企画するのは、やはりカメラ用品メーカーならではだなと感じさせられた次第である。

シータ棒の応用

 もうひとつエツミが取り扱う製品の中から、他にもTHETA撮影の可能性を広げそうなアイテムとして「CULLMAN マグネジットコプター マルチ三脚」(税込6,156円)を紹介する。

CULLMAN マグネジットコプター マルチ三脚 ブラック

 これはいわゆるテーブル三脚で、付属のボール雲台を取り付ければ耐荷重1kgの三脚として使えるが、雲台を取り外してシータ棒のスタンドにできる。最近ビデオカメラ用として各社から出ている「スタンド付き一脚」のようなスタイルだ。

テーブル三脚にシータ棒を取り付ける

 先ほどのセルフ撮りスティック組み合わせると、最高1mちょっとの高さにTHETAをハンズフリーで固定でき、三脚の脚部分の写り込みも小さい。これでリモート撮影すれば、撮影者本人が完全に隠れた状態で撮れるわけだ。THETA m15から対応した動画撮影や、インターバル撮影などにも向くだろう。

めいっぱい伸ばしたセルフ撮りスティック+テーブル三脚

 セルフ撮りスティックは一脚に比べるとパイプが細めだが、無風の室内でTHETAを取り付けて試したところ、特に不安定な感じはなかった。

 より小型なテーブル三脚やポケット三脚をスタンドにすることも考えられるが、伸ばしたシータ棒を支えるなら、これぐらいの重量感のある製品が安心して使えそうだ。

(本誌:鈴木誠)