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キヤノン、報道向けの「リモート制御ソリューション」を開発

レンズ交換式カメラを搭載 一人で複数台を操作可能

リモートコントロールパンチルトシステム

キヤノン株式会社は9月19日、同社レンズ交換式カメラのリモート制御ソリューションを開発発表した。スポーツイベントなどでの活用を見込む。

カメラを遠隔操作して静止画を撮影するリモート撮影が、スポーツをはじめとする報道現場で広がりを見せており、同社では世界各国・地域のニーズをくみ取りながら開発を進めているという。

リモートコントロールパンチルトシステム
カメラリモートアプリケーション(ソフトウェアの撮影画像表示イメージ)

開発中のリモート制御ソリューションは、一人のオペレーターが複数台のカメラを操作できることでワークフローの効率化に貢献。カメラの光軸と台の回転軸を直交させることで、従来の写真撮影と同じ感覚で操作できるという「リモートコントロールパンチルトシステム」や、1台のPCから複数のリモートコントロールパンチルトシステムとカメラを制御できる「カメラリモートアプリケーション」などから構成される。

これにより、従来にない視点や角度から決定的瞬間を撮影する報道用途だけでなく、テレビや映画撮影、eコマースの商品撮影といったニーズへの対応も目指す。

本誌:鈴木誠