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ベルジョン「No.5733」

時計工具専門メーカーが作ったブロアー

ベルジョン「No.5733」

 カメラとつきあう上で、何かとお世話になるのがブロアーだ。最初に買ったブロアーを延々と使い、穴が開くとお店で眼についたものに交換……という人が大半だと思うが、カメラに強いこだわりを持つ人は、メンテナンスにも凝りがち。様々なタイプの製品を試した人もいるだろう。

 今回紹介するのは、いわゆるカメラ用品関連の大手流通商社が扱う商材ではなく、時計修理用の工具で知られるスイスのブランド「ベルジョン」(Bergeon)のブロアー。本来は、腕時計のムーブメントのような精密機器についた塵を吹き飛ばすためのものだ。最近いくつかのカメラ専門店で取り扱いが始まり、好評を持って迎えられているという。

 カメラ.ヒラノでのWeb販売価格は2,100円。1,000円もしない商品があふれるカメラ用のブロアー界から考えると、それなりに高価な部類といえる。

 大きさは、直径60mm、高さ95mm。手のひらの上でほどよく転がせるサイズで、カメラブロアーの世界では小振りな方だろう。洋梨のような下膨れで丸いフォルムや、何となく業務用っぽい色合いも、カメラ用品業界では目にしないものだ。

 特徴はまず、ブロアー単体で自立すること。自立するブロアーといえば、ブロアー下部の三方に脚や羽根がついたタイプが知られているが、この製品の場合は底部の凹みにより自立する。安定感があり、そのたたずまいは可愛らしい。


支えなしで自立する。転がらないのは便利 底面。自立のための窪みが設けられている
パワーは今ひとつだが、日常のメンテナンスには十分。微妙な風量制御も得意だ 業務用っぽいパッケージ。「swiss made」の文字が眼につく

 肝心の使い勝手だが、これがかなり使いやすい。平均的なカメラ用ブロアーよりブロアー玉が小さいため、風力はいまひとつかもしれない。が、ノズルが短くぶれにくいためか、狙い通りの場所をしっかりブローできる。握りやすく、風量をコントロールしやすいのもポイント。さらに長時間握っていても疲れにくい気がした。

 とはいえ大型のカメラ用ブロアーに比べると、ブローできる空気量は少ない。そのため、とにかく風量を必要とするメンテナンスには向かないかも知れない。例えば、砂まみれになったカメラボディを手早く掃除したい場合などだ。

 それでもコンパクトかつ実用的なので、撮影旅行に持参するブロアーとして、うってつけの製品ではないだろうか。手の大きさによる個人差はあるものの、風量制御など扱いやすさに優れているブロアーだ。比較的高価なのでなくさないよう、愛着を持って使用したい。



(本誌:折本幸治)

2010/1/13 00:00


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