デジカメドレスアップ主義
ライカTファーストドレスアップ
Leica T + Super Rokkor 45mm F2.8
Reported by澤村徹(2014/10/15 08:00)
- ボディ:ライカT(シルバー)
- レンズ:千代田光学 スーパーロッコール 45mm F2.8
- マウントアダプター:ライカ ライカT用Mレンズアダプター
- マウントアダプター:レイクォール L-Mリング 半欠きタイプ
- ケース:ゲリズ ライカ T用Genuine Leather Camera Halfcase(ブラウン)
- サムグリップ:マッチテクニカルサービス サムズアップ CSEP-12T Leica T701(シルバー)
本年5月にライカTが発売になり、4カ月以上が経過した。元々純正アクセサリーが豊富な機種だが、サードパーティメーカーからもライカT用アイテムが登場しはじめた。数ある製品の中から、今回はレザーケースとサムグリップを取り上げてみよう。
まず、レザーケースはゲリズ製を選んでみた。ライカ純正のレザーケースは軍艦部まで覆うスタイルだが、ゲリズ製はボディの2/3ほどを覆うハーフタイプだ。ライカTのモノコックボディをアピールしつつ、レザーケース特有のシックな雰囲気も演出できる。小さめのグリップを備え、ホールドした際の指のかかり具合も良好だ。背面はオープンタイプで、液晶タッチ操作を妨げない。純正ケースとデザイン的にしっかりと差別化を図った製品だ。
サムグリップはマッチテクニカルサービスのサムズアップを装着した。ライカTのフラットな軍艦部とデザイン的によくなじみ、一体感の感じられる佇まいだ。ホールド性能も実感できるレベルで向上し、右手で前後からしっかりとグリップを握ることができる。ボディカラーに合わせ、シルバーとブラック、2色をラインアップしている。
レンズはLマウントのスーパーロッコール45mm F2.8を選んだ。純正MレンズアダプターにレイクォールのLMリングを組み合わせ、レンズを装着している。このセットアップで特に支障なくライブビュー撮影できた。絞り優先AEにセットすると、軍艦部の左ダイヤルで拡大表示を呼び出せる。拡大するエリアは中央部固定となるが、速やかに拡大表示を呼び出せるのは好印象だ。
オールドレンズのベースボディとしてライカTを捉えてみると、ほどよいボディサイズが功を奏している。ライカTにライカMレンズを付けたいという人が多いと思うが、周知の通り、ライカMレンズはコンパクトなわりに重量がある。そのため小さなミラーレス機だとフロントヘビーになってホールドしづらい。
その点ライカTは、標準的な男性の手の大きさならば、小指まで添えてしっかりとグリップを握ることができ、重量のあるレンズでも安定した撮影が可能だ。今回のドレスアップのように、ケースやサムグリップを付ければなおホールド感が向上する。純正Mレンズアダプターを付け、M型ライカとレンズを共有しながらサブ機として携行するとおもしろそうだ。