デジカメドレスアップ主義

冬こそ明るいカラーで

α7 + Primoplan 58mm F1.9 V

  • ボディ:ソニー α7
  • レンズ:メイヤー プリモプラン58mm F1.9 V
  • マウントアダプター:キポン EXAKTA-L/M(新東京物産)
  • マウントアダプター:キポン LEICA M-NEX macro with helicoid(新東京物産)
  • ケース:リムズデザイン Genine Leather Camera Half Case LE-HSA7BR(ブラウン)
  • ストラップ:0291ファクトリー ネイビーライン
  • ソフトレリーズボタン:リムズデザイン 本革カメラボタン貼り付けタイプ(ブラウン)

 カメラケースやストラップは、黒と茶が定番カラーだ。しかしながら、冬のように服装が暗い色に片寄る季節は、ずいぶんと重い印象になってしまう。せめてカメラくらいは軽やかなスタイルにしたいものだ。そこで今回は、リムズデザインのカメラケースと0291ファクトリーのストラップで、明るいカラーのドレスアップスタイルに挑戦してみた。

 リムズデザインはレザーおよびメタル製のカメラアクセサリーを得意とするブランドだ。イタリアンレザーを使ったカメラケース、ストラップ、貼り革キットの他、金属の質感を活かした後付けグリップやソフトレリーズボタンをリリースしている。ここで取り上げるα7シリーズ用のカメラケースは、発色の良い高級イタリアンレザーのミネルバを用いている。発色が良いと言っても単に派手なのではなく、深みと明るさを備えた品の良い発色だ。特にこのブラウンはアンティークな雰囲気もあり、渋めのスタイリングも可能だろう。

リムズのα7シリーズ用ケースは、ガールズカメラ(Kカンパニー)にて1万4,400円
底部のアルミフレームのおかげで、フロントヘビーでもカメラが前に倒れない
背面はオープンタイプのデザインを採用。液晶チルトしやすいように底部をえぐっている
バッテリー部にダイレクトアクセスが可能。付属ネジで三脚穴に固定する

 本ケースは底部がアルミ製だ。フレーム形状になっており、バッテリーに直接アクセスできる。SDカードスロットにもケースを装着したままアクセスでき、使い勝手に配慮した設計だ。また、アルミ製フレームのおかげで、ウエイトのあるレンズを付けてもカメラがお辞儀をしない。ライカレンズのように小さくてもウェイトのあるレンズを多用するなら、このケースのありがたみが実感できるだろう。

レザーケースを付けたままでメモリーカードを交換できる。ケースではめずらしい仕様だ
ブラウン、イエローの他、カラバリは全6色だ。すべてイタリアンレザーのミネルバを使用する
リムズのソフトレリーズボタンはスマイルカメラ(Kカンパニー)にて1,260円
両面テープで貼り付けるタイプで、ケースと同じレザーを使用し、全6色展開だ

 ストラップは0291ファクトリーのネイビーラインを組み合わせた。「海兵がカメラストラップを持つならば」をデザインモチーフにした製品で、コットンテープにネイビーの綿糸で無数のステッチを施している。このステッチはあえてランダムに入っており、ハンドメイド感が強烈に伝わってくるストラップだ。コットンテープのネイビー部分は色褪せた色合いで、真鍮製の金具、ブラウンのレザーも相まって、ほどよくビンテージテイストをまとっているところも特徴と言えるだろう。

0291ファクトリーのネイビーラインは7,300円。取り付け部はナイロンに変更することも可能だ
あえて間隔をそろえずにステッチを施した。この手作り感がいい
レザーや真鍮製パーツを随所にあしらい、雰囲気を高めている
真鍮製のコキを両側に取り付け、自由度の高い長さ調整に対応する。72〜118cmで調整可能だ

 先に本製品はコットンテープを用いたと書いたが、実はこの点にこそ0291ファクトリーのこだわりが隠されている。

 現在、コットンテープのように見える製品の多くは、実はアクリルテープを用いている。綿製のテープというのは、今やめずらしいマテリアルなのだ。むろん、アクリルテープの方が耐久性があり、カメラストラップにもよく用いられている。しかしながら、使い込んでいったときのクタッとした感触は、やはりコットンテープならではの味わいだろう。綿、真鍮、革といった古くからあるマテリアルを用いるところに、0291ファクトリーのこだわりが感じられる。

 レンズはエキザクタマウントのプリモプラン58mm F1.9 Vを装着した。このレンズは一眼レフ用でありながら、最短撮影距離が75cm程度とやや長めだ。そこでキポン製のライカMヘリコイドアダプターとエキザクタアダプターを二段重ねにし、本来よりも寄って撮れる仕様にした。こういうセットアップは付加機能付きマウントアダプターのアドバンテージだ。

キポンのEXAKTA-L/Mは8,856円。ヘリコイド付きのLEICA M-NEXは2万6,784円。ともに新東京物産
ヘリコイドアダプターで最短撮影距離を稼ぐ。このセットアップで40〜50cmまで寄れる

 ちなみに、今回マウントアダプターを借りた新東京物産は、上野に実店舗をかまえるマウントアダプターショップのニューフェイスだ。キポンの正規代理店で、約400種類のマウントアダプターがそろっている。フォーカルレデューサーのBaveys、新レンズブランドHandeVisionのレンズも購入可能だ。オールドレンズは個体差によってマウントアダプターとの相性問題が発生するが、店頭にオールドレンズを持ち込み、試してから購入すれば安心だろう。

α7 / Primoplan 58mm F1.9 V / 1/60秒 / F1.9 / ±0EV / ISO100 / WB:オート
α7 / Primoplan 58mm F1.9 V / 1/1,600秒 / F1.9 / +1.3EV / ISO100 / WB:オート
α7 / Primoplan 58mm F1.9 V / 1/640秒 / F5.6 / -1.3EV / ISO100 / WB:オート
α7 / Primoplan 58mm F1.9 V / 1/2,500秒 / F4 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート
α7 / Primoplan 58mm F1.9 V / 1/800秒 / F1.9 / -1.3EV / ISO100 / WB:オート
α7 / Primoplan 58mm F1.9 V / 1/3,200秒 / F4 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp