岡嶋和幸の「あとで買う」

1,718点目:今を生きる写真家たちの息遣いを感じる最新号

ふげん社『写真』第8号

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ふげん社『写真』第8号

年2回のペースで刊行されている雑誌『写真』の最新号です。1,473点目で紹介した第7号から新たなコンセプトでリニューアルされ、テーマを設けない形にしたことで、今号では勢いと熱量のある作品が自然に集まったそうです。

口絵は奥山由之さん、宮本隆司さん、木村和平さん、藤岡亜弥さんほかの顔ぶれで、今回も見応えのある1冊になっています。個人的には飯沢耕太郎さんの「安井仲治とは何者だったのか」が気になります。

カメラレビューのページもあるのですが、目次にはコシナ、サイトロンジャパン、焦点工房、パナソニック、富士フイルム、ペンタックス、リコー、ロモグラフィーといったブランド名しか記載されていません。どの機種を取り上げているのかはだいたい想像できるのですが、ページを担当した写真家の名前も一緒に記載されていて、従来の写真雑誌(カメラ雑誌?)とは違ったこだわりが感じられます。本を手にするまでのお楽しみといったところでしょう。販売価格は3,300円です。

1967年福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集『ディングル』『風と土』のほか著書多数。写真展も数多く開催している。日本写真協会(PSJ)、日本作例写真家協会(JSPA)会員。カメラグランプリ選考委員。