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デジカメドレスアップ主義:X-Pro1ファーストドレスアップ

FUJIFILM X-Pro1 + Biogon T* 21mm F2.8
Reported by 澤村徹

  • ボディ:FUJIFILM X-Pro1
  • レンズ:カールツァイス ビオゴン T* 21mm F2.8
  • マウントアダプター:KIPON製 Fuji Xマウント用コンタックスGアダプター(デジタルホビー)
  • ファインダー:ライツ SBLOO
  • グリップ:富士フイルムHG-XPro1
  • カメラケース:リコイル Grip style/Jacket case(試作品)
  • ストラップ:HOPE FReCS PRO(vic2)
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 FUJIFILM X-Pro1は、発表当初からオールドレンズのベースボディとして注目を集めてきた。ローパスレスによる高画質、レンジファインダーカメラ風の懐かしさを感じさせるデザインは、オールドレンズファンにとって実に魅力的だ。発売から1カ月が経過し、X-Pro1用のマウントアダプターやレザーケースが数を増やしている。早速それらでドレスアップを試みてみた。

 X-Pro1はノンレフレックス機の中では大柄なモデルだ。それゆえにレザーケースを装着すると、思いのほか押し出しの強いスタイルになってしまう。これをを逆手に取ったのが、リコイルのグリップスタイル/ジャケットケースだ。本製品は、純正オプションのハンドグリップを取り付けた状態で装着する。どうせ大柄なカメラなのだから、その迫力を活かそうという発想だ。注目すべきはグリップ側の処理である。ケースに切れ目を入れ、グリップが露出するスタイルだ。ボディ側の地を見せるというデザインはきわめてめずらしい。なお、写真のケースは試作品となるため、製品化の段階でディテールが変更になる可能性がある。

最近のリコイルは最新機の対応がすばやい。本ケースは試作品で、価格は未定だ シボ付きのマットなブラックレザーを使い、どことなくミリタリーな臭いがする
背面は大きく空き、ボタン操作を妨げないデザインになっている グリップを見せるデザインが本ケースの特徴だ。ケースデザインの新風といえるだろう
向かって右側の側面は、吊り環にケースをフックし、ボタンで固定するスタイルだ 真鍮製のネジで三脚穴に固定する。ネジが飛び出さない設計なので、机上に置いた際、カメラが立つ

 マウントアダプターはKIPON製を装着してみた。原稿執筆時点(3月31日)では、X-Pro1用マウントアダプターを発売しているのはKIPONのみだ。3月下旬あたりから販売がはじまり、現在は9種類のX-Pro1用マウントアダプターをリリースしている。4月以降は、RAYQUAL、三晃精機、METABONESなどがX-Pro1用マウントアダプターの発売を予定しており、一気に選択肢の幅が広がるだろう。

 ストラップはホープのFReCS PROを合わせてみた。ミリタリー調はデザインにとどまらず、実際にミルスペック準拠の素材で作られている。アメリカ製パーツを日本国内で縫製し、耐重性重視の安心感のあるストラップだ。また、いわゆるイージーアジャスト機能を搭載しており、ワンタッチでストラップの長さが調整できる。アウトドアやサイクリングなど、アクティブシーンでの撮影に便利なストラップだ。

KIPON製のコンタックスGアダプターは、デジタルホビーにて1万500円。仕様はNEX用などと同等だ FReCS PROはvic2にて1万3,440円。オリーブとブラックの2色展開だ
イージーアジャスト系の機能を組み込み、すばやくストラップの長さを調節できる ミルスペック準拠のパーツを用い、バックルのガードも付属している

 ビオゴン T* 21mm F2.8は、コンタックスGマウントの名広角レンズだ。コンタックスGレンズはNEXシリーズと組み合わせる人が多いが、残念なことに、このレンズはNEXシリーズだと周辺部がマゼンタかぶりしてしまう。テレセントリック性を考慮していないレンズではやむを得ない現象だが、Gビオゴンで快適に撮りたいという人は少なくないはずだ。

 X-Pro1はNEXシリーズと同様、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載している。X-Pro1とビオゴン T* 21mm F2.8を組み合わせた際、周辺描写はどうだろう。実写結果を見ると、マゼンタかぶりはなく、気持ちよい周辺描写だ。ただし、撮影シーンによっては周辺がシアンにかぶることがある。背景が青空の場合はほとんど気にならないが、曇天や白い壁では青みが目立つ。色かぶりは皆無ではないものの、マゼンタかぶりよりは画作りしやすいだろう。

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなしの撮影画像(JPEG)を別ウィンドウで表示します。
X-Pro1 / Biogon T* 21mm F2.8 / 4,896×3,264 / 1/2,200秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 21mm X-Pro1 / Biogon T* 21mm F2.8 / 4,896×3,264 / 1/320秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 21mm
X-Pro1 / Biogon T* 21mm F2.8 / 4,896×3,264 / 1/600秒 / F4 / +0.67EV / ISO200 / WB:オート / 21mm X-Pro1 / Biogon T* 21mm F2.8 / 4,896×3,264 / 1/500秒 / F4 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 21mm
X-Pro1 / Biogon T* 21mm F2.8 / 4,896×3,264 / 1/500秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 21mm X-Pro1 / Biogon T* 21mm F2.8 / 4,896×3,264 / 1/280秒 / F4 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 21mm

 X-Pro1はハイブリッドマルチビューファインダーを特徴とするレンズ交換式デジタルカメラだ。OVFとEVFをスイッチングできるのが強みだが、オールドレンズ装着時はMFとなるため、基本的にはEVFおよび背面液晶のライブビューで撮影することになる。ただし、撮影メニューの焦点距離設定で、OVFのブライトフレームを任意の焦点距離に設定することが可能だ。広角レンズをパンフォーカスで使うなら、OVFでスナップするのも一興だろう。

 拡大表示はコマンドダイヤルを押し込むを呼び出せる。ワンプッシュで拡大表示に切り替えられるのは便利だが、拡大表示の状態から拡大表示エリアを移動できない。AFエリアが拡大表示エリアを兼ねているため、前もってAFボタンを押してエリアを移動しておき、その上でコマンドダイヤルで拡大することになる。多少クセのある仕様だが、総じていえばオールドレンズを使いやすいボディである。



(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。カメラならびにデジタル関係を得意するフリーライター。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、ひと癖あるカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。近著は「OLYMPUS PEN E-P2/E-P1カスタムブック」「GR DIGITALカスタムブック」(ともに翔泳社)他。http://metalmickey.jp

2012/4/6 00:00