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【 2016/05/25 】

デジカメドレスアップ主義:クラカメ風をあえてハズす遊び心

LUMIX DMC-GF1 + ズミルックス35mm F1.4
Reported by 澤村徹

  • ボディ:パナソニックLUMIX DMC-GF1(エスプリブラック)
  • レンズ:ライカ ズミルックス35mm F1.4 第1世代
  • レンズフード:ライツ12504
  • マウントアダプター:レイコール LeicaM-M4/3
  • ファインダー:メオプタ 80mmファインダー
  • ケース:カメラ.ヒラノ GF1用カメラケース&ストラップ
  • ストラップ:ROBERU ブラックウールストラップ(ロング)

※この記事を読んで行なった行為によって生じた損害はデジカメWatch編集部、澤村徹および、メーカー、購入店もその責を負いません。また、デジカメWatch編集部および澤村徹は、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

 デジタルカメラをドレスアップするとき、クラシックカメラは良きお手本となる。最新デジタルカメラがクラカメ然とするところに、ドレスアップの妙味があるといえるだろう。とはいえ、クラシックカメラに似せることがドレスアップの目的ではない。むしろクラカメ風をわずかにハズすことで、アレンジの楽しさが生まれる。今回は「LUMIX DMC-GF1」をベースに、ハズしのドレスアップを考えてみよう。

 まず、レンズとファインダーで一気にクラシックテイストを高める。ライカMマウントの「ズミルックス35mm F1.4」とメオプタ・フレクサレット用ファインダーは、ともにクラカメ度合いの強いアイテムだ。ここにカメラ.ヒラノの手作り本革カメラケースを着せる。同社はクラシックカメラからデジタルカメラまで、多様な機種に向けて本革カメラケースをハンドメイドで製造している。どのケースもテイストは一貫しており、厚みのある革でカメラを守る正統派スタイルだ。純正レンズ付きのDMC-GF1に着せるだけでも、十分にクラシックフィーリングが増す。

 さて、この状態でブラックのレザーストラップを付ければ、直球勝負のクラカメ風ドレスアップの完成だ。洋服に例えると、頭のてっぺんからつま先まで、同一ブランドでそろえたような状態だろうか。文句なしによく似合う。ただし、少々きまじめな印象も否めないだろう。デジカメドレスアップはあくまでもホビーなのだから、遊び心があってもよいはずだ。

カメラケースは両側面にストラップ用の吊り環がある。これでDMC-GF1でもストラップの自由が手に入る レイコール製のライカMアダプターを使用。精巧な作りで安心感がある。実勢価格1万4,700円前後
このファインダーは、フレクサレットに35mmフィルムアダプターを付けた際に使用するものだ レンズとファインダーのシルバーパーツが呼応し、ブラック主体のスタイルを引き締める

 そこでストラップで大胆に遊んでみる。今回はROBERUの「ブラックウールストラップ」をあてがってみた。編み上げたウールがドレッドヘアのように太く、数あるストラップの中でも独特の雰囲気がある。硬派なクラカメ風ドレスアップが、ウール素材のおかげでスチームパンク風に見えてくる。金属とウールはある種対極的な素材だが、全体に黒一色でまとまっているため、まとまり自体はわるくない。素材感のちがいでハズす。このテクニックはいろいろな場面で使えるだろう。

パララックス補正に対応し、側面のダイヤルで調整できる。中古相場は良品で8,000円程度となる ライツ12504は2分割式で、シリーズ7フィルターが装着可能。通常の49mmフィルターを裏返しに装着するという手もある
カメラケースにはレザーストラップが付属する。背面カバーの有無、底ネジの厚みが選択可能。基本価格1万8,900円 ウール素材とはいえ、3kgの耐久テストをクリア。小型デジタルカメラなら実用面の不安はない。価格は4,935円

 ズミルックス35mm F1.4の第1世代は、クセ玉として有名なライカレンズだ。開放近辺で合焦部にまとわりつくようなハロが発生する。ソフトフォーカス的な描写だが、合焦部のシャープネスは開放から先鋭だ。F2.8あたりまで絞るとシャープネスとコントラストが急激に向上し、端正な描写を見せる。オールドレンズは往々にして開放描写が甘めだが、ズミルックス35mm F1.4 第1世代はそのギャップが極端なのだ。こうした2面性を楽しみたいレンズである。

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなしのRAW現像画像(JPEG)を別ウィンドウで表示します。
DMC-GF1 / ズミルックス35mm F1.4 / 4,000×3,000 / 1/1,250秒 / F2 / -0.33EV / ISO200 / WB:オート / 35mm DMC-GF1 / ズミルックス35mm F1.4 / 4,000×3,000 / 1/2,000秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
DMC-GF1 / ズミルックス35mm F1.4 / 4,000×3,000 / 1/2,500秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm DMC-GF1 / ズミルックス35mm F1.4 / 4,000×3,000 / 1/3,200秒 / F1.4 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
DMC-GF1 / ズミルックス35mm F1.4 / 4,000×3,000 / 1/800秒 / F5.6 / -0.33EV / ISO200 / WB:オート / 35mm DMC-GF1 / ズミルックス35mm F1.4 / 4,000×3,000 / 1/640秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm

【2010年5月6日】ビューファインダー側面のダイヤルに関する記述を「パララックス補正に対応」と訂正しました。



(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。カメラならびにデジタル関係を得意するフリーライター。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、ひと癖あるカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。近著は「OLYMPUS PEN E-P2/E-P1カスタムブック」「GR DIGITALカスタムブック」(ともに翔泳社)他。http://metalmickey.jp

2010/5/6 00:00