フォトアプリガイド:【iOS】「Sun Seeker」
〜ARで朝日・夕日のロケハンをサポート
Reported by 本誌:鈴木誠
泊まった宿がビューポイントに近かった時、たとえそれが写真目的の旅ではなかったとしても、朝日や夕日を撮りたい・見たい気持ちを抑えるのは難しいだろう。そんな突然のロケハンに筆者が活用しているのが、今回紹介する「Sun Seeker」というアプリだ。価格はiTunes App Storeで450円。機能限定のLITE版も無料で用意している。
Sun Seekerの利用イメージ |
これまでにも「日の出と日没」といった朝日・夕日撮影に便利なアプリを活用していたが、Sun Seekerは撮影の場所取りから構図決めまで活用できるのが特徴だ。
中でも特徴的な機能が、iPhoneのカメラを空に向けると、スルー画に太陽の通り道や現在地をオーバーレイ表示するというもの。どの辺りに三脚をセットすればよいのか、構図をどうするか、実際に太陽が現れる前から考えられる。筆者も何度か実際に利用してみたが、画面上の太陽マークから実際の太陽が外れることはほぼなく、信頼できる印象だ。
日の出を待っているところ。太陽が灰色なのは、まだ日の出の推定時刻になっていないから | 日の出直後。アプリが推定した位置に実際の太陽が重なっているのがわかる |
また、撮影前段階の大まかなロケハンに役立ちそうな機能としてマップ表示がある。Googleマップに太陽の方角をオーバーレイして、その場所からいつどの方角に太陽が見えるかを確認できる。撮影スポットの見当を付けるのに便利だろう。
夕日のロケハンを行なっているイメージ。この場合、16時25分に太陽マークの方角に日が沈む | 同じ場所でAR機能を起動。この日は曇りだったが、本来ならこの場所・方角で夕焼けを撮影できたはず |
ほかにも、日の出・南中・日没などの時刻を場所ごとデータとして調べられる機能や、平面表示で太陽の軌道を見られるモードなども搭載している。対応端末をお持ちの方は、太陽撮影に限らずいろいろなシーンで活用してみてはいかがだろうか。
場所をリストかGPS位置情報から指定して、南中の時刻などを参照することもできる |
2012/2/17 00:00