フォトアプリガイド

Reflection(iOS)

すべての風景を「水没写真」に

湖面が鏡のようになり、青空と雲が水面にこれでもかというほど反射して映える「ウユニ塩湖」。観光地とはいえ、ボリビアまで行くのは少々骨が折れるわけだが、今回紹介する「Reflection - Create Water Reflection Photography Arts」(以下、Reflection)を使えば、手軽に水面反射写真が作成可能だ。

価格は100円。試用バージョンは2.7。

起動して表示されるスタートアップ画面には、水面反射写真が並びなんとも作成意欲を刺激される。

まずは「カメラ」をタップして写真を撮るか、「アルバム」をタップして端末内の画像を選択しよう。

Reflectionは、大きく2つの編集工程に分かれている。画像を選択・取得して表示されるのは、編集工程その1(反映)だ。ここでは、“水面位置の調整”(左)、“水面濃淡の調整”(中央)、“水の色調整”(右)という3つの調整が行なえる。それぞれ画面下部のアイコンで切り替え可能だ。

まずは画面下部左のアイコンをタップして、水面位置の調整を行おう。画面中央に“反射線”があり、画面を上下にスライドして被写体を移動できる。丁度よい位置を探そう。

 水面位置(反射具合)が決まったら、今度は画面下部中央のアイコンをタップして水面の濃淡を調整する。

表示されたスライドバーを左右に動かして調整するのだが、右に行くほど薄く、左に行くほど濃くなる。

 次に、水の色そのものを変更してみよう。画面下部右にあるアイコンをタップすると、水の色パレットが表示される。12種類のカラーがプリセットされているので、タップして指定しよう。なお、カラーの変更により、水面の濃淡イメージがガラリと変わってしまうこともある。

ケースバイケースだが、まずは水の色を先に指定してしまったほうがよいかもしれない。

各種調整が終わったら、画面右上の「次へ」をタップする。すると、編集工程その2(トリミング&編集)に切り替わる。

まずは画面下部左の「トリミング」アイコンをタップして、画像比率を選択しよう。オリジナル比率のほか、「1:1」「3:2」「4:3」「5:4」の4つが指定できる。

画面下部中央には「エフェクト」アイコンがある。

エフェクトには、「VALUE PACK」「FILM」「INSTAFX」「B&W」などの9種類のカテゴリが用意されている。

例えば「FILM」には、「コダクローム」や「1920s」「レッドスケール」といったプリセットが10種類ほど収納されている。タップして選択しよう。

ただし、ほかのエフェクトカテゴリ(8種類)はすべてアプリ内課金により購入しなければ利用できない。扱いやすい「FILM」こそ無料で使えるが、他のコンテンツは課金しない限り一切使えない。せめて1〜3エフェクトずつでもあると嬉しいのだが……。

ちなみに、1カテゴリ100円だが、「VALUE PACK」を選択すると8種類が500円で購入可能だ。

すべての編集作業が終わったら、画面下部右の「共有」アイコンをタップする。端末内に保存する「保存」やメールに添付する「メール」、Facebookへの投稿が可能な「Facebook」などのアイコンが並ぶ。タップして、作成した画像を活用しよう。

なお、FacebookとTwitterは、iOS端末にログイン情報を保存(設定から「Facebook」or「Twitter」)しなければ利用できないので、注意が必要だ。

数あるカメラアプリの中でも、水面反射をメインとした本アプリはかなり尖ったアプリといえるだろう。有料アプリなのにもかかわらず、エフェクトのほとんどがアプリ内課金で追加するという仕様はちょっと残念だが、100円という価格を考えればプリセットされた「FILM」代ということだろうか。

無料でエフェクトなし(+アプリ内課金)という構成なら、初心者でも手が出しやすいとも思うのだが。ともあれ、他の画像編集アプリではなかなかお目にかかれない“水面反射”という要素に特化した本アプリ。なかなかに面白い写真が作れるので、一工夫してみたいと思ったら検討してみるとよいだろう。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。