写真展

小林静煇写真展「都市<流域>」

(コニカミノルタプラザ)

都市の暮らしの中心となっていた「川の流域」。

現在は…と、河口から源流へ、源流から下流へと歩きました。

湧水や沢にしみでた流れが源流になる小川は、雨水やさらなる湧水を集め大きな川になり、人工的な憩いの場や、時に三面をコンクリートで囲われた水路を通り、また時には暗渠に潜り、港の運河を 経たりしながら海に至ります。

かつて交通の主要な起点でもあり水上運送も行われ栄えた川岸は、道路交通網の整備により寂れ、多くは護岸が築かれ水に接することも難しくなりました。加えて水は都市の排水の為汚染され、魚の姿を見ることもできない時期が続きました。それでも現状は改善が進み、水も大分きれいになり魚も戻ってきつつあるようです。

川の水辺を歩いていると、ある種の存在、気配を感じることがあります。水のゆらぎ、流れ、波、風、光、影等によるものか、時間が停止し、無限の広がりへむかっているのかと思えたりもします。

(写真展情報より)

  • ・会場:コニカミノルタプラザ(ギャラリーC)
  • ・住所:東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4階(フルーツの高野4階)
  • ・会期:2014年12月16日火曜日~2014年12月26日金曜日
  • ・時間:10時30分~19時(最終日15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

(本誌:河野知佳)