写真展

小島康敬写真展「Tokyo」

(ニコンサロン)

作者が発表している都市三部作の中の一都市、東京。

2008年から13年までの6年間、拠点にしていたアメリカ、NYと家族のいる日本を行ったり来たりしながら作者は撮影を続けた。

通常2週間ほどで消えてなくなる長らく離れていた地元に帰った時に感じる視覚的な新鮮さを6年間維持し、当たり前に存在していたむきだしの非常階段や電柱、電線、ビルに囲まれて建つ小さな家、秩序なく重なりあうビル群を目新しく思った作者は、狂ったように変わり続ける東京のはかない一瞬一瞬を記録した。

2015年11月に出版された写真集『Tokyo』(蒼穹舎)からカラー写真を展示する。

カラー14点。

銀座ニコンサロン 2016年5月 - 写真展 - ニコンサロン

会場・スケジュールなど

  • ・会場:銀座ニコンサロン
  • ・住所:東京都中央区銀座7-10-1STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1・2階
  • ・会期:2016年5月11日(水)~5月24日(火)
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1977年東京都生まれ。2007年ICP(The International Center of Photography)の General Studies Programを卒業(NY)。同年ICP Director's Fund Scholarship Awardを受賞し奨学金を得る。11年新進芸術家海外研修制度(文化庁)の研修員としてNYに滞在。15年から16年レジデントアーティストとしてKUNSTLERHAUS BETHANIEN(ドイツ)に滞在。写真展に、13年「Coming back」(銀座ニコンサロン)、同年同展(Gallery 916 small)、16年「Tokyo | Berlin」(KUNSTLERHAUS BETHANIEN/ドイツ)がある。写真集に、13年『Coming back』(スーパーラボ)、14年『NEW YORK』(蒼穹舎)、15年『Tokyo』(蒼穹舎)がある。

(本誌:河野知佳)