写真展

関純一写真展「TAP」

(ハッセルブラッド・ジャパン ギャラリー)

時に激しく、時に繊細に刻まれる音とリズム。見る者すべてをひきつける衝撃的とも言えるタップダンス。そして、対極とも言える音もなく静止した写真によってタップダンスを表現します。

北野武監督作品 「座頭市」 での出演、振付、指導をはじめとして数々のパフォーマンスで魅了し続けてきた日本を代表するタップダンサーHIDEBOH氏。

全身白いスーツと白いタップシューズを身に付けて、白い布の背景と墨汁を入れたアクリル板の上で佇む中、静謐が衝撃に変わり、激しい動きとともに墨が生きているように激しく飛び散ります。ダンサーの踊りは、白い衣装や背景に跳ね飛ぶ墨の動き、激しくタッ プを踏む足元とダンサーの陶酔したような表情のアップとともに、その一瞬の衝撃や音まで写真という静止した中に写し込まれます。墨の飛び散る様でタップダンスの衝撃や音を視覚的に効果的に伝えます。

タップダンスをあえて「和」という異文化を通じて、白と墨の黒でコントラスト強く表現し、タップダンスが持つ「生命」の躍動感を伝える衝撃ご覧ください。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:ハッセルブラッド・ジャパン ギャラリー
  • ・住所:東京都渋谷区神宮前1-10-32
  • ・会期:2015年5月8日金曜日~2015年5月29日金曜日
  • ・時間:12時~18時
  • ・休館:土曜日・日曜日・祝日
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1975年生まれ、東京出身。
スタジオエビスを経て、篠山紀信氏に師事、その後独立。
ポートレート中心に活動中。

(本誌:河野知佳)